小学生が勉強する習慣を身につける為のアイディアとその意味

楽しく♪家庭学習
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小学生の子供を持つ親にとって、子供の勉強をどうスムーズに進めるかは大きな課題の一つではないでしょうか。
学校から戻ってきても、の〜んびりしている我が子を見て、ついつい「宿題は?」と言いたくなってしまうのは親の性なのかもしれません。でも、心の中では

あーさん
あーさん

言われる前に、自分から進んでやって欲しい~!

と思っていませんか?

今回は、小学生が勉強習慣を身につける為に親ができること、その意義について紹介していきます。

この記事を書いた人

凸凹kidsのシングルマザー。保育補助員。R5年度後期の保育士試験受験予定。イロトリドリの子ども6人(不登校・pansexual・ADHD・ASD16歳長女|場面緘黙・吃音中2次女|多動・感覚過敏小6長男|繊細なお調子者小3三女|ASD・多動・療育に通う年長次男|ASD・多動・療育に通う年少三男)

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勉強習慣づけのお助けアイディア


それでは、子供が自分から進んで勉強をするよう習慣づけができるのでしょうか?ポイントを4つ、お話させていただきますね。
 

まず親が楽しもう

ちょっと話が逸れますが、自分に置き換えて考えてみてください。

例えば、あなたが「健康でいる為にエクササイズをしないといけないよ。」と、友人に言われたとします。
これが、実際に自分もエクササイズをしている健康的な方なら素直に聞けるとは思いますが、明らかにエクササイズとは無縁の方に言われたら、あなたはどう受け取りますか?

おそらく、エクササイズが良いとわかっていても、正直説得力はあまり無いと思います。
それと同じで、本を読みなさいと子供に言って聞かせても、親が本を読まずにスマホばかりいじっていては、子供が本を自分から読むようになるのは難しいと思います。

まずは、親から机やテーブルに向かって何かを学ぶ姿勢を見せてみましょう
熱中している親の姿を毎日見ていたら、子供も勉強に興味を示すようになる可能性が高くなるでしょう。

お友達のパパは、スポーツ観戦が好きです。自ずと家族で野球やサッカーを観る機会が増えるのですが、小さい時から観せられていた子供たちは、大きくなった今、楽しんで一緒にパパと観ています。もちろん、ルールもきちんとわかっています。一方、夫婦ともにスポーツと縁遠い我が家の子供たちは、やはり学校以外でスポーツに触れる機会はほとんどありません。

あーさん
あーさん

親の興味というのは、少なからず子供に影響するのかもしれませんね。

 

家族にあった勉強する場所にこだわろう

たかが場所、されど場所です。

どこでも勉強に熱中しているような子供なら別ですが、集中する時間が短い小学生には、環境も勉強する姿勢に影響します。まずは子供が勉強に集中できるように、おもちゃやゲームなどは勉強する場所には置かない方がいいようです。

あと、テレビの音も気が散る元になるので消した方がいいようです。ただ、音楽は曲によってはかえって集中力が上がる場合もあるので、自分で勉強できる年齢になったら、うまく音楽を取り入れるのもお勧めです。
音楽の選び方については、こちらの記事を参考にしてみてください。

うちの子、勉強中に音楽聞くから調べてみたら…おすすめかも‼︎
長男がiPodを手に入れたら音楽好きになったので、何かとプレゼントにはスピーカーとかイヤホンとかあげてたんです。そしたら、勉強中もイヤホンで聴くようになっちゃって…ダメと言う前に調べてみました。 本当に集中できてるの?...

最近は、リビングで勉強をしているお子さんも多いと思います。親の目が届き、助けが必要な時にすぐに助けられるという利点があるのですが、高学年になって反抗期にさしかかっている年齢の場合は、子供にリビングか自分の部屋かを選ばせるのもいいようです。
反抗期になると、親から干渉される事を嫌がることが多くなると思います。勉強好きになって欲しいのに、ケンカばかりしていては楽しめるものも楽しめなくなってしまいますよね。

私の友人は、お子さんがヴァイオリンの練習をする時に、小さい時はリビングでずっと側にいて練習をみていました。小さい時は必要でしたし、それで良かったのですが、小学4年生くらいから間違いを指摘されたり、練習内容を細かく決められるのを嫌がるようになったそうです。
そこで、親は練習する場所から見えないキッチンにいて、新しい曲の練習など必要な時だけ関わり、あとは親が作ったリストをこなしてもらうようにしました。
それからというもの、練習中のバトルは激減したそうです。親が練習内容を決めているところは変わっていませんが、親から直接言われるのと、リストを自分で読んで練習するのでは違うようです。

子供の成長に合わせて学習環境を変えていくのは、勉強の習慣づけに必要なことなのかもしれませんね。
 

計画を立てて、勉強する時間を決めよう

勉強をする時間を決めてしまうのも、勉強を習慣づける上で役に立ちます。
これは、何がなんでも4時になったら勉強するというより、一日の活動の流れの中に勉強時間を組み込んでいくということです
○をやった後に△をすると流れだけ決めておくと、多少予定が変わっても対応しやすくなります。

家庭によって、毎日スケジュールがほぼ同じの子供、または毎日違う子供もいると思います。子供の生活スタイルに合わせ、勉強時間を決めていくといいでしょう。

例えば、毎日のスケジュールが決まっている場合は、勉強する時間はおやつの後と決めるのもいいですし、日にちによって帰宅時間が変わってしまう場合は、月・水・金は塾の後、火・木はおやつの後など、その日のスケジュールに合わせて勉強時間を決めるといいでしょう。

勉強の時間を決めることは、勉強の習慣づけに大事なことですが、子供のペースや目的、能力に合わせて、無理のない計画を立てることも大事です
どんなにスムーズに勉強する時間を組み込んだとしても、せき立てられるような計画では親も子も疲れてしまいます。

ゆとりのある計画にする為のコツは

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

計画に入れる勉強時間=実際に勉強する時間+休憩時間にするといいよ♪

例えば、50分間の勉強時間を計画する際は、休憩時間の5~10分を足して、「勉強時間60分」で計画しましょう。実際に休憩を取る必要はありませんが、余裕を持たせることで急な用事が入っても対応しやすくなります。

習慣づけが目的なので、量をガンガンこなすより、時間や量に余裕を持って、子どもが勉強を毎日続けられるようにするのを最優先にしましょう。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

小学生の家庭での勉強時間!目安っていったいどれくらいなの?
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勉強に対するイメージを良くする工夫をしよう

学校で習ったこと自体に興味を持ってもらうのが勉強好きになる一番の近道ですが、子供が全ての教科に興味を持つのは難しいと思います。大抵の成績上位の子供でも、全教科が好きで勉強しているという子供は少ないのではないでしょう。それでは、どうして勉強を続けられるのでしょうか。

もちろん勉強する習慣が身に付いているというのもありますが、何より
勉強に対して良いイメージがあるからです

勉強はやらなければならないものだと思うと苦痛ですが、勉強好きな子供は学ぶことは楽しいことだと思っていることが多いようです。もしくは、勉強にもともと興味は無くとも、勉強することで良い思いをすることが増えれば、勉強に対して良いイメージを持つようになります。

勉強に対して良いイメージを持たせる要素として、以下のものが例として挙げられます。

  • ご褒美・褒め言葉
  • (家族や友達となどと)競争
  • 興味のある内容

 

ご褒美・褒め言葉、競争

褒めて伸びるタイプ、競争して伸びるタイプと、子供によって勉強したくなる理由はそれぞれ違います。

私の子どもたちはおおむね褒めて伸びるタイプで、勝てると自信があるものだけ競争したがります(笑)。褒めてみたり、ゲーム感覚で競争を促してみた時に、子供の様子を見て、どちらが合っているか様子を見てみるといいと思います。

褒められたり競争したりすることがきっかけとなり、続けて勉強するうちに成績が上がり、勉強に対して良いイメージを持ち、さらに学ぶことが楽しくなっていくという良いスパイラルができてくると、勉強習慣も自ずとついていきます。

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興味のある内容

学校で子供に学校で習ったことに興味を持ってもらうのには、普段の生活に関わっているものや子供がハマっているものに繋げるのもいいでしょう。

誰でも好きなことやよく知っていることに新しい知識に結びつけると興味は持ちやすいと思いますし、記憶にも残りやすいので、ますます興味を持つようになります。
幸い、小学校で学ぶことは生活に繋げていけるものが多いと思います。お金の計算、看板に書かれた漢字など、習ったことが生活に繋がっていきます。

私の友人は、お子さんが小学校の社会で工場について学んだ時に、その子が好きなお菓子を作っている工場見学ツアーに連れていきました。こうすることで、習ったことが現実として体験することができるし、お土産に大好きなお菓子のおまけ付きで大満足だったそうです。

 

子供の勉強の習慣づけはなぜ大事?


それでは、なぜ勉強の習慣づけは大事と言われているのでしょうか?

勉強が好きでも嫌いでも、学校を出るまでは必要に迫られて勉強することもあると思います。でも、ずっとやらされている状態では本当の意味での習慣は身に付きません。おそらく、学校が終わったら学ぶことをやめてしまう人もいるでしょう。

夫

勉強は一生を通してするもの。

私の夫も介護士として、資格を取るための勉強だけでなく、より良い仕事ができるようになるよう日々学んでいます。
仕事なので経験という学びの場もありますが、うまくいかないことがあったり、悩んだりすることがあると、本やネットから自分で情報を集めて、解決策を求めて勉強しています。

大人になっても成長し続ける人は、学び続ける人と言われています。すなわち、人生をより豊かに生き続けるのに勉強する姿勢は大事なことだと言えます。
親であれば、子供により良い人生を送って欲しいと願っている人も多いと思います。子供は自分で成長していける力を備えていると思いますが、基本動くのが好きな子供に座って勉強する習慣をつけてもらうには、親のサポートが必要になります。

継続は力なり
なかなか子供が机に座りたがらない、親が毎日続けるのは大変ということもあると思いますが「止めなければ、遅かれ早かれ結果はついてくる。」と私は信じて、日々習慣づけのためにできることを試しています。

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まとめ

  • 親が楽しんで勉強しているところを見せる
  • 子供の勉強を妨げない環境を作る
  • 勉強に対して良いイメージを持たせる工夫をする

 
いかがでしたか?
子供でも大人でも習慣を身に付けるには時間がかかります。すぐに結果が出なくても、焦らず無理せず続けていくことで、習慣化していくものです。思い描いた習慣が完璧につかなくても、一つでもいい習慣がついたらオッケーくらいの気持ちで行くと長続きします。

できてないことより、達成したことに目を向けて、親も気分を盛り上げていきましょう!

子どもに家庭学習の習慣をつけたい人は、こちらも参考にしてみてくださいね。

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凸凹kidsのシングルマザー。保育補助員。R5年度後期の保育士試験受験予定。イロトリドリの子ども6人(不登校・pansexual・ADHD・ASD16歳長女|場面緘黙・吃音中2次女|多動・感覚過敏小6長男|繊細なお調子者小3三女|ASD・多動・療育に通う年長次男|ASD・多動・療育に通う年少三男)

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