子どもに通信教育をさせようかと思っているけど、従来の紙教材とタブレット教材、どちらがいいんだろう?と迷っていませんか?
我が家では、中1の長女と小5の次女がタブレットで通信教育を受けています。
小学校低学年の時まで、勉強は学校の授業や宿題で充分…と考える人も多いですよね。
しかし、学年が上がるにつれて勉強は難しくなっていきます。すると、授業についていけなくなり塾や通信教育を考えることもあるでしょう。私もそうでした。
娘たちの通信教育を選ぶ際にあれこれと比較検討して調べました。それをこの記事でまとめています。また、紙教材とタブレット教材のそれぞれのメリットデメリットや子どもの向き不向きなどを私ならではの親目線で解説します。
子どもの通信教育選びで迷っているママやパパの参考になればと思い書きました。お役に立てば幸いです。
紙orタブレットどちらが良いかは子ども(家庭)次第
紙教材とタブレット教材のどちらが合うかは、子ども、もしくは家庭により違いますよね。
親である私たちが子どもだった頃、通信教育といえば問題集や教科書などの教材が毎月・もしくは一度に送られてくるのが一般的でした。
タブレット教材なんて、私たちの世代には無かったものです。今の時代の流れにより登場したものですね。
学校の授業もデジタル化が進み、PCだけではなくタブレットを導入する学校も増えています。私が住んでいる地域も、今年度から全小中学生に1台ずつ学習用のタブレットが支給されるようになりました。小3の長男は授業でプログラミング学習が始まっています。
これからはタブレットに慣れることも必須…と言えるでしょう。とはいえ、子どもにタブレットを使わせるとなると不安もいろいろありますよね。
というわけで、まずはあなたにタブレット教材が向いているのかどうか考えてみましょう。わたしが思うタブレット教材・紙教材をおすすめしたいのはこんな子です。
あなたはどっち?タブレット教材・紙教材が向いている子ども(家庭)の特徴
タブレット教材が向いている子(家庭)
- ゲームが好きな子
- 学習習慣を身に付けたい子・家庭
紙教材が向いている子(家庭)
- 書くことが好きな子
- 子どもが勉強している時にゆっくり見てあげられる家庭・または自主的に勉強する習慣が身についている子
もう少し具体的に説明するために、それぞれの教材のメリットデメリットをお話しします。あなたが利用するとしたら、どっちでしょう。うちの体験談を交えて解説するので、実際に利用しているところをイメージしてみてくださいね。
ここがすごい!タブレット教材の3つのメリット
- サクサク進める!その場ですぐ答え合わせ
- まるで遊び!楽しく学習できる
- 机がスッキリ!問題集・ワークブックなどの教材が溜まらない
サクサク進める!その場ですぐ答え合わせ
タブレット教材は、問題を解くとその場ですぐ答え合わせをしてくれます。
ピンポーン!やブー!と音が鳴り、画面に〇や×がつくのが面白いし、1人でもサクサク勉強を進められます。
共働きなどで、子どもの勉強をゆっくり見る時間がない家庭も多いですよね。
私もそうです。朝から夕方まで仕事で、家に帰ったらすぐ子どもたちのお腹空いたアピール。急いで家族10人分の食事の用意をして、晩御飯が済んだら後片付け、順番にお風呂、洗濯…そうこうしていたら、あっという間に寝かしつけの時間です。
家事をしながら音読を聞いたり、連絡物のチェックやサインをするので精一杯!
長期休みの宿題の丸つけだって、仕事が休みの日にまとめてやってる(汗)
でもそれだと、やり直しをすぐできなくて子どもを待たせちゃうんだよね…。
ママの丸つけ待ちでーす。
答え合わせしないとちゃんと理解できているのかどうかも分かりません。うちのような家庭にはタブレット教材は助かりますね。
まるで遊び!楽しく学習できる
また、言い方はふさわしくないですが、タブレットだと機械やおもちゃを扱うような感覚で楽しく学習ができます。
家庭科のミシンや図工の糸ノコギリもそうですが、道具を使っての学習って楽しいですよね。タブレットは動画も見られて、音や声も聞こえます。ただテキストを読んで見て、書くだけではできないことが可能になります。
算数の図形の解説も立体的なアニメーションで見られるので分かりやすいし、家にいながら英語のネイティブの発音を聞いて学ぶことができますよ。
うちの娘たちも、タブレットで通信教育をしています。
↓我が家で利用しているのはこちら↓
すららについて詳しく知る
無学年方式と楽しくて分かりやすいアニメーション学習が魅力。あっという間に30分の勉強時間が過ぎてしまいますよ。
この記事では、すららの中身についてもっと詳しく紹介しています。
気になる人は読んでみてくださいね。
机がスッキリ!問題集・ワークブックなどの教材が溜まらない
また、タブレット教材は紙教材に比べて後片付けが楽です。
タブレット1台に、数教科・数年分の問題集や教科書がギュッと詰め込まれているからです。
私は小学生の頃、進研ゼミを受講していました。毎月テキスト・問題集が1~2冊、答え合わせ用の解答集、お楽しみの情報誌、実験道具などの付録が届いていました。1年続くと、結構な量になります。机はパンパンでした。
お気に入りの実験道具は1番下の大きな引き出し…って、この箱うまく入らなーい!
タブレット教材なら、そんな悩みはなく机はスッキリですね。
今の私は子どもが6人います。下の子は兄姉の持ち物に興味津々なので、宿題のプリントや教科書を出しっぱなしにしてちょっと目を離すと、すぐイタズラされます。
リコーダーがなーい!
おもちゃ箱の中にあった!
消しゴムどこいった?
トースターの中!
なんてことも日常茶飯事。この上教材が増えたら片付けの手間が増える上に
あれどこそれどこ?
さぁ総動員で探策だー!
が増えると思うとゾッとしますね。
もちろんタブレットも下の子にとっては大変魅力的な道具ですから、すぐ触ります。でも
ノートとテキスト閉じて、鉛筆と消しゴムとペンを筆箱に入れて…
という手間に比べたら、タブレット1台ならサッと片付けられますよね。
これは困る!タブレット教材の4つのデメリット
- 意外な出費?!対応機種が必要
- イライラの原因!通信障害・思うように操作できないこともある?
- 甘い誘惑!ついついタブレットで遊んでしまう
- 勘でもOK?!本当は理解できていないのに進んでしまうことも
意外な出費?!対応機種が必要
当然ですが、学習ができるタブレットを用意しなければいけません。そしてほとんどの場合、インターネット環境も必要です。
もしすでに対応機種を持っているのであれば初期費用はかかりません。
タブレットを自分で購入しないといけない通信教育
あまりに古い機種でなければだいたい大丈夫ですが、各社それぞれ対応機種は異なります。申し込みする時は事前に確認してくださいね。
専用端末を購入する通信教育
こちらの記事ではすららとチャレンジタッチ、スマイルゼミの費用を比較しています。気になる人は読んでみてくださいね。
イライラの原因!通信障害・思うように操作できないことも
ほとんどのタブレット教材ではインターネット環境が必須ですから、通信状況が悪かったり、動作が重かったりすると学習ははかどりません。
うちはポケットWiFiを利用していますが、やはり有線と比べて速度は劣るようです。そのため時々読み込みが遅い時があり、娘たちも
あーもうまだー?
と言う時もあります。
甘い誘惑!ついついタブレットで遊んでしまう
正直、これは我が家でかなり多いケースです。
始めは長女と次女の絵描き用・調べ物用・通信教育用としてiPad Airを用意しました。使い過ぎを防ぐために、各アプリごとに時間制限を設けて、制限時間が来るとロックがかかるように設定していましたが、
やっと調子が出て上手くいくようになったのにー!
あとここの色塗りだけでも終わらせたい!
お願いします!
と長女に懇願されたり、
自学の調べ物しようと思ったのに、こぎつねがいっぱい使ったからもう使えなくなった…
と次女からブーイングが来たり。
その度に私がロックを解除していました。
子ども用のタブレットは1台しかなく、きょうだいで共有していたので誰がどのくらい使ったのか分からないし、個人別に使用制限をかけることはできません。
これは困ったぞ
そのうち、長女がこっそりとパスワードをひとつひとつ入力して試すようになりました。
すると、
パスワード数回間違えたからしばらく使えなくなった!
と、またトラブル発生。
いつの間にかロックを解除して自由に使っていることもありました。
こんなことしたらいけません!(怒)
その後、勉強用と遊び用に分けるためにもう1台タブレットを買い足しました。
iPadは、使った時間をアプリごとにチェックできる機能があります。最初のうちは私もこまめに見て注意をしていましたが、だんだん面倒くさくなって今や無法地帯です。
勘でもOK?!本当は理解できていないのに進んでしまうことも
紙の教材でも選択式の問題はありますが、タブレット教材だとさらに選択式の問題が多くなりがちです。
そのため、本当は理解できていないのに、正解して先に進んでいるということも起こり得ます。
うちの娘たちが受講しているすららは、答えを書き込む問題も多く、子どもの回答により問題の難易度も変わるので、勘で先に進む心配は少ないですよ。
※タッチペンをなくしたので、指で書き込んでいます。しかもふざけて英文をローマ字入力…
引用:すららホームページ
タブレット教材のデメリット対策
タブレット教材は、今の時代にフィットしていて魅力的なものですが、デメリットもたくさんあることが分かってもらえたと思います。
タブレット教材で効果を出すためには、いくつか対策をしなければいけません。
私が考える対策は2つです。
- 学習専用端末を用意する
- 親のサポートは必須!
実際にタブレットの通信教育をやってみて、この2つは絶対にやっておくべきだと思いました。
学習専用端末を用意する
通信環境を整えるのは大前提です。速度制限などでまったく繋がらない…では勉強ができません。
できるなら、タブレットは学習専用にすると良いです。
SNSやYouTube、ゲームアプリ…タブレットには甘い誘惑がいっぱいですね。勉強しようとしたけれど、アプリのアイコンが目に入ってついつい開いてしまいゲームにはまってしまった…なんてことも充分考えられます。
大人の私たちでも、スマホを開けばいつの間にか時間が過ぎていた、なんていうことはよくあることですよね。
スマイルゼミやチャレンジタッチは、学習専用端末なので余計なアプリを開く恐れはありません。
自宅のタブレットを使う場合は、不必要なアプリを入れない、追加できないよう設定しておくと良いでしょう。
また、ロック画面や待受画面に親子の約束ごとを貼っておくのもありです。
例えば
- これは〇〇ちゃん、くんの勉強用のタブレットです。
- 投げない、落とさない。大事なものなので、優しく使ってね
といった内容のメモをロック画面や待受画面にすると、いつでも目に入りますよね。
そこまでする必要ある?と思うかもしれませんが、子どもはすぐにタブレットの操作に慣れていつの間にか大人以上に使いこなしてしまいます。
長女が愛用してる描画アプリ、機能が多すぎて私はさっぱり使えません!
3歳の次男は、姉兄たちが使っているのを見て使い方を覚え、一緒にyoutubeやゲームアプリで遊んでます…汗
親の知らないうちに、SNSでどこの誰だか分からない人と繋がっている、親のクレジットカードで多額の課金をしていた、という事件が実際に起こっていますよね。
うちは
タブレットはパパとママが一生懸命お仕事をして、子どもたちの勉強や楽しみのために買ったもの。
とても高価なものだし、大事に使ってね
と話していて、アプリなどで課金はできないようにしていますが、無料アプリは自由にインストールできてしまいます。
しかも、きょうだい皆でタブレットを共有しているので、ゲームアプリがどんどん増えていってます。
また
次は私の番ー!
まだこざるが順番待ちだよ
と、勉強したい時に使えない事態も起きてしまいました。
勉強用だけのタブレットを用意して、アプリも絞っておけば良かったなと反省しています。そして、学習できる時間がきょうだいで被ってしまう場合は、1人1台用意できるとベターですね。
始めにきっちりルールを決めて、タブレットの安全な使い方や学習習慣を身につけておきましょう。
親のサポートは必須!
タブレット教材は、答え合わせを自動で行なってくれる上に、自主的に学習ができるようになる工夫がされています。紙教材に比べて効率的に学べるので、親が忙しくて子どもの勉強をゆっくり見られない家庭にぴったりです。
だからといって、親は何もしなくていいわけではありません。
- 学習に集中できる環境を整える
- 子どもの頑張りや成長を見守り、励ます
自分で進んで勉強できる子でも、このようなサポートは必要です。
6歳の三女は
褒められると嬉しいから、もっと頑張りたくなる
と言って、お手伝いや園の行事に真面目に取り組んでいます。
思春期の次女は
褒められるのウザい。ムカつく
なんて言いますが、
5年生になって初めて、算数のテストで100点取った
など良い報告を時々自分からしてくれます。
頑張りが認められる・喜びを共有できるのは誰だって嬉しいですよね。親の立場からしてもそうです。子どもを褒める・一緒に喜べるって、嬉しいです。
タブレット教材で効果を出せるように、始めは
親子で学習時間を決める
ことから始めましょう。
学校から帰ってきて宿題やったら、次はタブレット
私は夜、お風呂の後
そして、使い方に慣れるまでは勉強をしている時に一緒にいるのをおすすめします。学年が高い子どもでも同様です。
へー。タブレット教材ってこんな感じなんだ
こんな風に学習を進めていくんだ
と把握できるし、使い方で困ったことや分からないことがあれば調べてあげられますよね。
慣れてくると、低学年の子でもひとりで勉強できるようになります。
ほとんどのタブレット教材は、子どもの学習状況を外出先でもスマホなどでチェックできるようになっています。
仕事の休憩時間などに確認して
毎日勉強頑張ってるね。
とさりげなく励ましてあげられるといいですね。
私が厳選したおすすめのタブレット教材を3つ紹介しています。
ここがすごい!紙教材の3つのメリット
- 知識を定着!文字を書いて学んで脳力アップ
- どれだけ頑張った?進捗状況が分かりやすい
- 丸つけの効果は大!答え合わせでしっかり振り返り
知識を定着!文字を書いて学んで脳力アップ
勉強する時って、ただ教科書を読むだけではなかなか頭に入りませんよね。
漢字も繰り返し書いたり、実際に文を書いて使わないと身につきません。
手を使うと脳の働きも良くなるのは広く知られている事実です。実際に紙に書いて問題を解いたり考えたりできるのは紙教材の強みですね。また、鉛筆の正しい持ち方も練習できます。
うちの長女も、タブレット教材を使ってはいますが
ノートに絵や図を描いたり文を書くほうが頭の中が整理される感じがする
と言っています。
長女の宿題の自学ノートは、得意の絵がたっぷりでとても面白い!
自分で書いて考えて要点を1ページにまとめるって、難しいよね。自学の宿題はすごく有意義だと思う。
どれだけ頑張った?進捗状況が分かりやすい
紙教材は、どこまで進んだか、どれだけ問題を解いたか、一目瞭然です。親もテキストを開けば、子どもの頑張りが実感できますよね。
今月号のテキスト、やり直しまできちんとやってる。
よく頑張ったなあ〜。
丸つけの効果は大!答え合わせでしっかり振り返り
また、親が答え合わせをすることで
この子は算数の文章題が苦手みたいだな…
この単元はよく理解できてる
というような気付きも得られます。
丸つけの工夫2。子どもが漢字の間違いが多過ぎて、やる気をなくしている時は、こんな風に「合っている部分、合っている文字」まで⭕️してあげるといいかも🥰
漢字テストで悔しくて泣いちゃう子😢には、親が青ペンとかで部分点をつけて採点し直してあげるのもテ✨#学びの工夫 #宿題 #漢字に負けるな pic.twitter.com/o4iQktZBZu
— 楽々かあさん(大場美鈴・著者) (@rakurakumom) July 1, 2020
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高学年になると自分で丸つけができるようになるでしょう。答え合わせがきちんとできる子が伸びるのは目に見えています。間違えたところの振り返りや、やり直しを繰り返すことは成績アップにつながりますよね。
確実に成績アップを目指したいなら、課題添削をしてくれたり、相談ができる講師がいる通信教育がおすすめです。
これは困る!紙教材の1つのデメリット
- 教材の整理が大変
放っておくと、教材はどんどん溜まっていきます。子どもの頃の私のように、机に入りきらずあふれてしまう…ということになりかねません。部屋が散らかる原因にならないよう、2つのことを心掛けましょう。
紙教材のデメリット対策
- 片付け場所やルールをきちんと決める
- 月に1回か年に1回、教材の見直しをする
通信教育のテキストは本棚のこの場所!
など定位置を決めて、使った後は元に戻す習慣がついていれば散らかるということはありません。
また、理解できれば処分する、復習用や苦手なところだけまとめてとっておく、など定期的に教材の断捨離をするとスッキリしますよね。
整理整頓は一手間ですが、子どもの片付けスキルを伸ばすきっかけにもなります。
親も子どもと一緒にお片付けに取り組むと良いでしょう。
実際にお試しして子どもにぴったりな通信教育を選ぼう!
この記事では、通信教育の紙教材・タブレット教材それぞれのメリットデメリットを比較して、向いている子(家庭)を紹介しました。
ざっくり分けると以下の通りです。
タブレット教材が向いている子(家庭)
- ゲームが好きな子
- 学習習慣を身に付けたい子・家庭
紙教材が向いている子(家庭)
- 書くことが好きな子
- 子どもが勉強している時にゆっくり見てあげられる家庭・または自主的に勉強する習慣が身についている子
とは言っても、各社それぞれ教科書準拠だったり、難易度が違ったり、サービスや内容は異なります。通信教育を検討する人は、申込みをする前に教材を試してみることをおすすめします。
そして、子どもや家庭に合った通信教育を選びましょう。
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