添い乳をしてみたいけれど、どうしたらいいのかな?とお悩みではありませんか?
1日に何度も授乳が必要な赤ちゃん。昼夜関係なしに寝たり起きたりを繰り返すし、こちらの都合はお構いなしに泣くのでお世話が大変ですよね。
寝ながらおっぱいをあげる添い乳だと、ママが体を休めることが出来てとっても楽。
私自身も、添い乳にはかなりお世話になっています。13年前に産まれた1番目の子から、現在7ヶ月の6番目の子まで、現在進行形でずーっと添い乳を続けています。
しかし、慣れていないと逆に体に負担になって腕や腰が痛くなってしまいます。
私なりの、添い乳のやり方を紹介させていただきますね。
添い乳の心地よさを共有できれば嬉しいです。
【添い乳のやり方】基本の手順【イラストつき】
添い乳は、赤ちゃんもママも横に寝ながら授乳するスタイルのことを呼びます。
添い乳のやり方を、具体的に、手順を追ってお話してみましょう。
へたくそですみません(笑)。
- まずは、赤ちゃんを布団の上に寝かせます。
- 次に、ママが赤ちゃんの側で横になります。仰向けやうつ伏せではなく、右半身か左半身どちらかを下にしましょう。
- 赤ちゃんも横にして、向かい合わせになり、ママの下側のおっぱいを飲ませます。
左半身が下なら、左のおっぱいを吸わせるということですね。 - 途中で左右交代をする時は、赤ちゃんは動かさず、ママが反対側に移動します。
高月齢になって、赤ちゃんの体が大きくしっかりしてくると、ママは移動しなくても、上側のおっぱいを吸わせることもできるよ!
私も、今は三男をまたいで移動しなくても左右のおっぱいを吸わせることができるようになりました。
ますます楽しています(笑)。
ママの下側の手は、赤ちゃんの腕枕にしたり、伸ばしたり、頭の下に置いたりとさまざまです。
私とうちの子どもたちは、寝るときに枕を使わないので、基本頭に枕は置きません。
しかし、枕を使ってママの頭の高さを上げると、添い乳はぐっと楽になります。
それなのになぜ枕を使わないのかというと、ただ単にそれが長く習慣化してしまってるからですね。なくてもできるので。
おっぱいと赤ちゃんが届かない場合は枕で調節したり、赤ちゃんの下にクッションや折り畳んだタオルなどを敷いて高さを合わせてください。これだけでも、ずいぶん体の負担が軽くなりますよ。
うちの三男が新生児の頃は、私が枕をして、頭の高さを上げると、腕枕でちょうどいい感じになりました。
授乳クッションを、私の枕代わりにしたこともあります。
添い乳で落ち着いた赤ちゃんを、授乳クッションの上に寝かせるのもおすすめ。ママに抱かれてるようで安心して眠れるみたい~。
授乳クッション、いろいろ使えるからあると便利!
いろいろ試してみて、ママと赤ちゃんにぴったりの体勢を見つけてくださいね。
添い乳が楽になるポイントと、注意するべきこと
- 楽な姿勢で添い乳する
これは言うまでもありません。無理な姿勢で添い乳をしていると、ママの体に負担がかかってしまいます。
こちらの記事も合わせて読んでもらえると、添い乳がぐっと楽になると思います。
- 赤ちゃんの鼻をおっぱいでふさいでいないかチェック
これは必ず気をつけてほしい最重要事項です。息が出来なくなってしまいますからね。
- 赤ちゃんの口に、乳輪まで唇が触れるくらいしっかり乳首を含ませる。
深く含めていないと、赤ちゃんはうまく飲むことができません。
あれ?出てこない?
その結果、乳首を噛んだり、引っ張ったりして傷がついたり切れてしまうことも。
い、い、いたいー!!
私も、もう10年以上前になりますが傷になったことがあります。
その間ミルクにしたり、乳頭保護カバーをつけたりしたんですが、当時0歳の長女はめちゃくちゃ嫌がって、結局痛いのを堪えてひーひー言いながら授乳していました。
ヒリヒリ、ピリピリ。めっちゃ痛かった…あれは今でも忘れられない!
そんな恐れもありますので、飲ませるときに確認してくださいね。
- 左右バランスよく飲ませる
片方のおっぱいばかり飲ませていると、分泌不全や詰まりの原因になり得ます。
- 添い乳しやすい下着、服を身につける
特に夜中の授乳時は、服と下着をサッととめくっておっぱいを出せるといいですよね。
産前産後用のマタニティブラジャーなんてのもありますが、私はもっぱらカップ入りのキャミソールやタンクトップを愛用です。
カップ部分がきつくない、授乳の時にペロッとめくりやすいデザインのを選んでいます。これがほんとうに授乳には便利。お腹を出さなくて良いので助かります。
もう、かれこれ10年以上妊娠・出産・授乳と続いているので、長いことブラは使ってません(笑)。
また、母乳が垂れ流れることが多々あるので、母乳パットを着けておくと服や布団が濡れるのを防ぐことができますよ。
【添い乳のやり方】いつからできる?
産後、体がまだ完全に回復しないうちから、いやおうなしにスタートする育児。
帝王切開での出産をしたママは、産後の体の痛みもつらいと思います。授乳の度に体を起こすのも一苦労ですよね。
できるのであれば、今すぐ添い乳をやってみたい!と思われるママもいるでしょう。
結論からいうと、添い乳は新生児からでもできます。
けれど、生まれたばかりの赤ちゃんは首も座ってなくて、体はふにゃふにゃ柔らかいし、小さいし、布団の中でママと体を密着させての添い乳はちょっと怖いですよね。
油断したら赤ちゃんをつぶしちゃいそう。ドキドキ。
おっぱいや衣服、ママが赤ちゃんに覆い被さってしまっては、赤ちゃんは息ができません。窒息させてしまう恐れがあります。
赤ちゃんの鼻をふさがないように。
これだけは気をつけてください。
新生児の添い乳のやり方
6番目三男が産まれて、生後2日目で添い乳を試みてみました。
しかし、まだ三男は上手に乳首を見つけてくわえることができないうえ、腕枕をしないと高さが合いません。
そのため、少し難しく感じました。結局、普通に座って右手で抱き抱えて飲んでもらってから、そのまま布団の上にゴロン。
このように三男を腕で抱いたまま、
そのままゴロン。
…で、何とか添い乳しましたが、鼻がおっぱいにくっついてるし、体勢が変わったらおっぱいをすぐに見失ってしまいました。残念。すぐ切り上げてしまいました。
3日目でトライしたら、割とうまくいきました。
産院の大きな枕で少し頭を高くすると、三男に腕枕をしなくてもいい感じのポジションに。おっぱいで鼻をふさがないよう気をつけて、背を伸ばすと良いでしょう。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんの添い乳は不安定になります。
添い乳をするのは、ママが眠りたい時や体が痛くて起き上がりたくない時に限定した方が安心ですね。
私も、夜の入眠の時だけベットライトをつけて添い乳をしていました。今では三男と添い寝して、夜中の授乳はそのまま三男を抱き寄せて胸を出すだけです。
1ヶ月~3ヶ月くらいまでの首の座らない赤ちゃんには、ママが完全にごろんと横になるのではなく、肘をついての「休日、TVの前に寝転ぶお父さんスタイル」はいかがでしょう。
私にとっては、この体勢は寝落ちしづらくて良かったです。
赤ちゃんの体を腕で支えられないので、丸めたタオルなどを赤ちゃんの背中に置くなどして、転がらないよう配慮するといいですね。
ただ、肘をつく体勢は慣れてなくて辛い…というママもいるでしょう。
また、あまりに疲れが溜まっていたり眠かったりするとこのまま寝てしまう恐れもありますよね。
赤ちゃんの上にドサッと倒れこんでしまっては、大変なことになってしまいます。
添い乳のリスクをなくしたい!そんなママは、こちらの記事も読んでみてくださいね。
授乳しながら寝てしまわないように。このスタイルの時は赤ちゃんが寝てから、自分もごろんと休むようにしましょう。
添い乳はメリットとデメリットを理解してから始めよう!
添い乳は、寝ながら授乳ができるのでとても楽です。
しかし、デメリットもあります。
添い乳のメリットとデメリットを理解せずに始めると、後で大変なことにもなりかねません。
ママが体を休めるために添い乳を始めたのに、それ以上につらい思いをすることになってしまったら、意味がありませんよね。
添い乳のメリットとデメリットをきちんと知ってから、始めるようにしましょう。
添い乳のメリット
- 赤ちゃんもママもすぐ眠れる
- ママが体を休めながら授乳できる
添い乳に慣れると分かりますが、添い乳すると、本当にすぐ寝られます。赤ちゃんは、泣く・飲む・寝るの繰り返しですから、お腹が満たされて、快適であれば寝てしまいますよね。
添い乳はママに抱かれ、かつおっぱいが飲めますから、赤ちゃんも心地よいのでしょう。そして、ママもそのまま寝ることができます。本当に楽ですよね。
あったかーい…幸せ~(zzz…)
ほんと楽ちんだ~…(zzz…)
しかし、添い乳を続けていると、楽なことばかりではなくなってきます。
添い乳のデメリット
- 赤ちゃんの窒息の恐れがある
- 添い乳が癖になってしまう
添い乳に赤ちゃんが窒息してしまうリスクがあることは、すでにお話しました。では、添い乳が癖になってしまうとはどういうことなのでしょう。
添い乳が寝かしつけの習慣になってしまった赤ちゃんは、添い乳でないと眠れないようになります。
添い乳だと安心するけれど、それなしでは落ち着かなくなってしまうんですね。
実際に、未だに2歳7ヶ月の次男も卒乳できずにいます…苦笑
ねぇ、おっぱい、おっぱいー!
入眠前は、座って次男と三男に両乳で授乳してます…。
添い乳ではないけど、おっぱいから離れられてない。
夜中もおっぱい欲しくて目が覚めちゃう
そうすると、パパやじぃじばぁばでは寝かしつけができない…なんて状況に陥ってしまいます。
それでは困る、また、仕事復帰を考えているママは、添い乳は○ヶ月までと期間を決めると良いでしょう。添い乳をしないという選択肢もあります。
添い乳のメリットとデメリットについて掘り下げた記事はこちらです。
添い乳のメリットとデメリットを理解した上で、それぞれの赤ちゃんとママに合う道を選んでくださいね。
育児で疲れたときは、ノンカフェイン・栄養たっぷりのたんぽぽコーヒーでおうちカフェタイムはいかがでしょう。
私はこれを習慣にしています。
まとめ
ママが赤ちゃんの横に向かい合って寝転んで授乳をする添い乳。
体を起こさなくていいので、少しでも体を休ませたいママに試してみてほしいです。
添い乳のやり方を、私のへっぽこ手描きイラストで解説してみました。
- 赤ちゃんを布団に寝かせる
- ママが赤ちゃんの横に寝る
- 赤ちゃんと向かい合わせになり、下側のおっぱいを吸わせる
以上が基本の手順です。
枕やタオルなどを使うと、快適に添い乳をすることができますよ。
添い乳をやってみたいママのお役に立てれば幸いです。
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