このブログを見てくれているあなたは、添い乳をしてみようかな…とお考えですか?また、すでに始めているかもしれませんね。
私自身も、6人の子育て真っ最中で、我が子は全員添い乳のお世話になっています。添い乳なくして私の育児は成り立たなかった。といっても過言ではありません。
しかし、添い乳は良いことばかりではなく、大きなデメリットもあります。この記事ではそれらを深掘りしていきます。添い乳のメリットとデメリットを充分理解した上で、続けるかどうか選択しましょう。
【添い乳に頼る前に】知っておいた方が良いこと
13年間、ずーっと添い乳をしている身として言えることは、やはり添い乳が私には合っている・添い乳スタイルが快適だということです!
こんな風に言うと、
添い乳ってめっちゃいい!
添い乳おすすめ!
という風に聞こえてしまうかもしれません。
しかし、添い乳にはいくつかのデメリットがあり、それを知らずに添い乳を続けていると、後々ママと赤ちゃんが思わぬ苦労をする恐れがあります。
こんなはずじゃなかった…と添い乳で後悔する前に、メリットとデメリットをきちんと知っておきましょう。
添い乳のメリット
添い乳のメリットといえば、何と言っても
- 赤ちゃんとママがすぐ眠れる
- ママが体を休めながら授乳できる
このふたつに尽きるでしょう。
夜間の授乳って、眠たい夜中に体を起こすのも大変ですよね。頭は寝起きのまどろみでぼーっとしています。それが冬だったらなおさら苦痛。布団から体を起こすととても寒いですよね。
おっぱいを飲んで、落ち着いて寝たなーと思って布団に下ろしたとたん、赤ちゃんの背中スイッチが作動して泣き出す。なんて話もあるあるですよね。
また最初から寝かしつけだぁ~…ガックリ。
その点添い乳だと、横になって授乳ができるのでママは楽!
赤ちゃんも、お腹と心が満たされて、そのまま布団の中で眠れるので寝かしつけも楽。
あったかいし、我が子の寝顔を見ながら眠りにつけて幸せを感じちゃいます。
か、か、か、可愛いーー!ほっぺぷにぷにー
俺もおっぱいがあれば寝かしつけできるのに…ママはズルい!
というわけで、俄然添い乳推しの私。
産後は、ママの体調が回復するまでに時間がかかりますが、育児は否応なしに産後からすぐ始まります。
ママは体の調子を整えるのを第一に考えながら、赤ちゃんのお世話をしなくてはなりません。
赤ちゃんが寝ている時間帯はなるべくママも一緒に寝るようにとよく言われます。
そうは言っても、家事をやらなくてはいけなかったり、上の子がいたら、なかなか日中は休めませんよね。
休みたくても、休めない!
疲労が残っている体には、横になりながら授乳が出来る添い乳はうってつけと言えるのではないでしょうか。
また、添い乳だと幸福感で満たされる・癒されるなんていう利点もあります。
赤ちゃんとぴったり寄り添って眠れるからあったかいし、寝顔は可愛いし、幸せー。
ママの特権♪
添い乳は、今しか出来ないもんね!
楽をするというと、手抜きをしているようで、罪悪感を感じるママもいるかもしれません。
けれど、体が辛いのに、それでも一生懸命に、赤ちゃんのためになることをしたくて無理をしてしまうと、かえって赤ちゃんにとって良くないですよね。
赤ちゃんにとってママは唯一無二の存在です。
そんなママが疲れた顔をしていると赤ちゃんも悲しくなってしまいます。ママが笑顔でいるのが一番。
私は、子育ては、ご飯を食べさせて、適切に愛情を注いで、健康衛生上問題がないくらいにきれいにしてあげたらいいと思ってます。
完璧を目指さず、出来る手抜きはどんどんしていこうじゃありませんか。
当ブログではママの手抜きを推進します(笑)
添い乳のデメリット
さんざん添い乳を推してきましたが、実は添い乳には多くのデメリットもあります。
それらを理解した上で、
- それでもメリットの方が大きく感じる
- デメリットを受け入れ、軽減させる努力ができる
- 添い乳が自分に合っていると感じる
そんなママには添い乳をおすすめします。では、添い乳のデメリットをひとつひとつ詳しくお話していきましょう。
1.添い乳は癖になる
癖になる?ってどういうこと?
君も添い乳大好きでしょ?
添い乳は慣れてしまえば本当に楽だし、癒されます。それゆえに、添い乳の寝かしつけが定着してしまうと、癖になってしまい良くないことが起こります。
- 添い乳しないと寝なくなる
- 夜中に何度もおっぱいを欲しがる
- 卒乳が遅くなる
赤ちゃんが添い乳でないと安心できなくなり、そうすると、ママ以外では寝かしつけが困難になります。
ママー!うり坊が寝ぐずりしてる!おっぱい欲しいって!もうお手上げ!
パパやその他の家族に寝かしつけの協力をしてほしいと考えるのであれば、添い乳に頼りすぎるのは良くないでしょう。
また、早めに赤ちゃんを預けて、ママが仕事に出たいと考えるのであれば、添い乳が癖にならないよう気をつける必要がありますね。
ちなみに、うちの三男の寝かしつけもやっぱり添い乳です。私が仕事に行っている日のお昼寝は、ばぁばがおんぶか、ベビーカーに乗りコトコトお散歩している間に寝入るのが定番のようです。
寝かしつけを楽にしたい!そんなママには、こちらの記事をおすすめします。
また、夜中に何度もおっぱいを欲しがる可能性も非常に高くなります。
赤ちゃんの眠りは大人に比べて浅いものです。添い乳の寝かしつけに慣れてしまうと、ふと目を覚ましたときに、おっぱいがないと不安で泣いてしまうんですね。
何を隠そう、現在2歳5ヶ月の次男も未だに夜の添い乳してます…苦笑
上の4人の子達は、下の子が生まれると同時にピタッと卒乳できたので、今度も大丈夫だと甘く考えていました。
おっぱい大好き!!
ところがどっこい。5番目次男は手強いものでした。三男を押しのけておっぱいを飲もうとするのです。2人同時に添い乳はできません。
就寝前は、じぃじばぁばが次男を見てくれていたり、きょうだいと遊んでいたりしている間に、三男を別室で寝かしつけするのでさほど苦労はありません。
ただ、夜中の三男の授乳中と同時に、次男が目を覚ましてしまうと大変。
横になって添い乳をしている私の上によじ登り、三男の間に割り込もうとしてきます。
おっぱいー!おっぱいー!
そうなると、結局は体を起こして両腕に三男と次男を抱え授乳することになります。
次男も三男も、それぞれ夜中に必ず1回はお乳を欲しがり目を覚ますので、私は最低1、2回は夜中に起きて授乳をしているということですね。
これは大変といえば大変。
でも、私にとっては、その大変さよりも授乳や添い乳により得られる安心感と幸福感の方が大きいため、添い乳を続けています。
2.窒息の危険性
授乳しながら、うとうと…。と、眠れてしまうのも添い乳のいいところですが、赤ちゃんの口と鼻をふさいでしまったままだと、息が出来なくなってしまいますよね。
ママの不注意で、赤ちゃんの命を奪う結果になってしまったら、こんなに悲しいことはありません。
特に、自分で顔を動かせない新生児は窒息の危険が高まります。
これを防ぐには、
- ママは赤ちゃんに覆い被さらないように、お互いちゃんと横向きにして添い乳する。
- ママは授乳しながら寝てしまわないようにする。赤ちゃんが寝たのを確認しておっぱいをしまってから寝る。
これらのことに気を付ける必要があります。添い乳のやり方については、こちらの記事でお話しているので、読んでみてくださいね。
こちらの記事も参考にしてもらえると嬉しいです。
この記事で説明していることに注意すれば、窒息のリスクはかなり減らせると思いますが、それでも心配というママは、添い乳をしないという選択もあります。また、赤ちゃんの首が座ると添い乳がやりやすくなるので、それから始めるというのも有りですね。
3.中耳炎・虫歯のリスク
寝ながらの授乳なので、口からこぼれた母乳が耳に流れ込む恐れもあります。そしてそれが中耳炎の原因になることもあります。
赤ちゃんが寝てしまうまではちゃんと飲んでいるか確認をすると良いでしょう。
もし、赤ちゃんが耳を気にして触るようなしぐさをしたら、耳が痒かったり痛かったりするのかもしれません。
そんな時は耳鼻科で耳をチェックしてもらってください。
うちの子も、上4人は中耳炎にはならなかったけれど、5番目が1、2ヶ月頃からよく耳を触っていました。もしやと思い受診したら、やっぱり中耳炎になってました。
そこまでひどくはなかったので、飲み薬を飲んで良くなりましたが、中耳炎が慢性化すると、治療も長くかかったり、手術が必要になったりするので気を付けましょう。
また、おしゃぶりと同様、口にずっとくわえるものですから、歯並びや虫歯に影響があるのではないかと心配になりますね。
確かに添い乳は虫歯リスクのひとつですが、こんな子もいます。
添い乳をずーっとしていたけど、2歳児健診で虫歯0、口内もまったく問題なしでした!
虫歯になりやすいかどうかは、その他の生活習慣により大きく変えることが出来るでしょう。
離乳食が始まり、歯や口のなかに食べかすが残っていると、母乳の乳糖と合わさることによって虫歯の大きな原因になってしまいます。
添い乳を続けるのであれば、よりお口のケアに心を配る必要があるでしょう。
うちの子たちは虫歯が出来やすいので、歯医者には毎月定期健診でお世話になってます。
だらだら食べをさせないよう注意をしたり、お茶やお水でお口の中をきれいにしたり、ガーゼや赤ちゃん用の歯ブラシでちゃんとみがいて、小さな歯を守ってあげたいですね。
4.げっぷができない
添い乳だと、おっぱいを飲んでそのまま寝落ちしてしまうことがほとんどですので、げっぷをさせられませんよね。
私は、げっぷをさせるのが上手くなくて、我が子6人とも授乳のあとのげっぷはあまりしてませんでした。
4番目三女と6番目三男は、たまーにうまくいってげっぷさせてたけど、夜は全然させてません。
しかし、母乳はミルクと違って、お乳と一緒に大量の空気を飲み込むことはないので、絶対にげっぷをさせなければいけないわけではありません。
添い乳の後のげっぷについては、こちらで詳しく説明をしています。
5.乳腺炎に注意
これまた、寝ながらの授乳によるリスクです。うとうとして、片方だけのおっぱいで授乳が終わってしまうと、もう片方の方が飲まれませんよね。
飲み残しの母乳が詰まり、乳腺炎となってしまうケースが多いようです。
これを防ぐには、片方のおっぱいを飲ませた後に、ママが赤ちゃんの反対側に回ったり、赤ちゃんの向きを変えたりして、もう片方もちゃんと飲ませる習慣をつけるといいですね。
ちなみに、私は乳腺炎には1度もなったことがありませんが、2番目次女の時に飲ませやすい右ばかり飲ませてたら、右の母乳の分泌ばかりが良くなってしまって、右はグラマラス。左は貧相。なんて、左右の乳房の大きさがずいぶん違ってしまいました(笑)。
左右バランス良く飲ませるのが大事ですね。
乳腺炎が気になるママには、こちらの記事もぜひ見てもらいたいです。
まとめ
添い乳はメリットもデメリットもあり、受け入れられるママと受け入れられないママ、どちらもいますよね。
私は添い乳肯定派ですが、少し頑張ってでも赤ちゃんに質の良い眠りをしてほしいと考えたり、やっぱり虫歯のリスクが気になったりで、添い乳は避けようと思うママもいますよね。それぞれの考えがあるはずです。
添い乳をするかしないかに正解はありません。
ママと赤ちゃんが、自然に心地よくいられる方を選んでほしいと願います。
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