長男がiPodを手に入れたら音楽好きになったので、何かとプレゼントにはスピーカーとかイヤホンとかあげてたんです。そしたら、勉強中もイヤホンで聴くようになっちゃって…ダメと言う前に調べてみました。
本当に集中できてるの?
掃除や料理中、音楽を聞きながら作業する方もいると思います。私も子ども達のいない時間に気分をあげるため、大きめの音量でロックを聞きながら…気づいたら踊ってた(笑)
気分転換にはなりますが、集中できるのかと言われると、勉強中はあまりおすすめできないような気がしますよね。
うちの子の様子を見ていると、漢字練習などの繰り返し同じ作業をしてる分には、音楽を聞いている方がはかどっています。算数の単純計算は問題なさそうですが、割算や文章問題になるとイヤホンを外していました。
どうやら、家庭学習(嫌な作業)を音楽でごまかしながら行っているようです。
うまく活用できてるなら注意することではないですが、勉強した内容が記憶に残っているのかも心配なところですよね。
集中力の鍵はBPMにあった!
音楽ストリーミングサービスのSpotifyが行った調査では「集中力が高まる」音楽の特徴はBPMにあるという結果が出ているようです。
BPMとは音楽のテンポを測る単位のことをいいます。簡単に言うと、リズムが早いか遅いかの違いです。
この調査によると、BPMが60~70のクラシック音楽を聴きながら勉強した学生の方が、そうでない学生と比べると約12%も数学の試験で良い点数を取ったといいます。
最近では、116BPMの音楽も集中力を高めるのによいとも言われているようで、「集中力が高まる絶対テンポ」「黄金テンポ」とも呼ばれています。
こちらはいわゆるポップス系に多いテンポなので、イメージがつきやすいと思いますよ!
有名な曲だと、
宇多田ヒカルの「First Love」
マイケルジャクソンの「ビリー・ジーン」
なんですって!
音楽を味方につけよう!
とはいえ、上記までのことは改めて調べてみようと思って知った情報。BPMを気にして、私が長男のために選曲したわけでも、曲に制限をかけたわけでもありません。
でも、多少はアドバイスしていました。
あまり激しい曲は集中できないんじゃない?
日本語の曲って気散らないの?
音量、大きすぎるんじゃない?
頭ごなしにダメと言って機嫌を損ねては、家庭学習どころではなくなるので、声はかけるけど強制はしない…の中で、私側も音楽をうまく利用してみました。
いつまでも勉強に集中できないときは…
曲を聞いていて集中できてないときは止める。逆に、無音で集中できてないときは聞くように声をかけ、気分転換のきっかけに。
音楽を聞くか聞かないかの小さな変化なので簡単にできるし、本人のやる気スイッチさえ入れば早いものです。
音楽のジャンルによっては…
日本語だと歌詞がストレートに入ってくるので、音楽に注意がいってしまう。逆に馴染みのある曲やアニメの主題歌の方が、やる気スイッチがはいる。
ハワイアンなどの民謡系や、歌詞の入ってないジャズなど、集中を妨げずに心地よく聞き流していられるジャンルを、親子で探ってみるのもいいですよね。
覚えづらいことがあるときは…
読みが同じ漢字を間違えやすいと本人が言っていたので、
この漢字を練習しているときに聞いてた曲を思い出してみたら?家族はTV観てたな~とか、自分は椅子に座って漢字の練習していて~って、まわりの状況をイメージすると思い出しやすくなるよ。
と、そのときの音楽をヒントに、「芋づる式思い出し術」を提案してみたところ、返ってきたテストを広げながら「思い出し術」がうまくいった!!と報告してくれました!
まとめ
・音楽があった方が集中できる場合もある
・音楽のBPMやジャンルにこだわってみる
・親側もうまく音楽を活用し子どものやる気につなげる
改めて調べてみることで、「絶対ダメなこと」ではないとわかりました。
1人の方がいい子、TVがついていた方がいい子、リビングの方がいい子など、勉強がはかどる環境はそれぞれです。また、成長によっても変化の出てくることだと思います。
勉強をする環境と子どもとの相性を観察し、中学生までにその子のスタイルができているのが理想的なんだろうなと感じました。
コメント