ママと赤ちゃんが、お互いの暖かさを感じながら眠れることができる添い乳。幸せなひとときですよね。
そんな添い乳を、寝かしつけの手段にしているママも多いでしょう。
私もそのひとりです。
しかし、そろそろ添い乳をやめた方がいいんじゃないか…
周りは早くに卒乳しているのに、うちは1歳を過ぎても添い乳を続けている…
など、赤ちゃんの成長にしたがい、周りと比べて焦ってしまうこともありますよね。
添い乳はいつまでにやめれば良いのでしょうか。また、添い乳をやめるのは大変と聞きます。
なるべく苦労しない上手なやめ時とやめ方を、看護師さんや周りのママなどから教わりました。自分の経験から学んだこともお伝えします。
添い乳のやめどきはママと赤ちゃん次第
結論から言うと、添い乳をやめる時期に、決まりや明確な指標はありません。
卒乳の時期に明確な指標がないのと同じです。ちゃんと食事が摂れて、発育が順調であれば、2歳を過ぎていておっぱいを飲んでいても問題はありません。
ママがやめようと思ったときがやめ時と言えます。
実は私は、8ヶ月の三男だけでなく、2歳8ヶ月の次男にも添い乳を継続中です。
上の4人の子ども達は、下の子が生まれると同時に、ピタッと添い乳とおっぱいを卒業しました。
そのため、5番目次男も、下の子が生まれたらおっぱい卒業できるだろうと軽く考えていたのが失敗でした。
次男のおっぱいへの情熱は熱く、
三男が飲んでいるのを見ると飛んできますし、
こども園から帰ってきたら
抱っこ!おっぱい!
と言ってやってきます。
私が迎えにいくと、あ!ママ!の次の言葉がおっぱい!なので、保育士さんからも笑われています…
2人同時に添い乳?どうやるの?
基本、次男と三男は時間差で寝かしつけする。
でも、三男寝かしつけ中でも、上に乗っかってきてもう片方のおっぱい吸う時もあるね。
……すごいね
そんな感じで、私自身は断乳・卒乳は上手とは言えません。ですから、あまり気の利いたアドバイスはできないのです。
添い乳をやめる時期は人それぞれでいいんだね。それを聞いて安心した!
とはいえ、添い乳を続けるには色々と心配なことも出てくるでしょう。
添い乳をやめた先輩ママは、どのような時に添い乳をやめる決断をしたのでしょうか。
添い乳をやめたきっかけは?
添い乳をしていた周りのママや、ネット上での口コミ、産院でお世話になった看護師さんなどに話を聞いてみました。
次の4つのようなことが、添い乳をやめるきっかけになりそうです。
- 自然に任せる
- 添い乳を続けるのがママにとって辛い
- 赤ちゃんにとって悪い影響があるのではないかと心配になる
- 続けられないような環境の変化がある
これらの実例について詳しくお話していきます。
自然に任せる
私の周りでは、このケースが1番多いです。
類は友を呼ぶと言いますが、その通りかもしれませんね。
子どもが欲しがるまで添い乳してた。いつの間にかおっぱいなしでも寝られるようになったなぁ。2歳前だったかな?
1歳1ヶ月で突然おっぱいを飲まないようになって、そのまま添い乳終了したよ。あっけなすぎて寂しくなっちゃった。
また、次女がお世話になった言語聴覚士の先生は
私は息子を預けて遅くまで仕事をしてたから、家に帰ったらおっぱいだけは子どもが欲しがるまであげてましたよ。
この先生は添い乳とは言わなかったので、少し違うかもしれませんが、授乳を寝る前のイチャイチャタイムにしていたそうです。5歳くらいまで飲んでいたと言っていました。
授乳を栄養補給だけではなく、大切なスキンシップと考えるため、卒業は子どもに任せているのでしょう。
次の子を妊娠
妊娠により、添い乳をやめようと考えるママも多くいますね。
授乳をすると子宮が収縮するので、切迫流産や早産に繋がる恐れがあるためです。
私も産院でのマタニティスクールで、看護師さんから
乳首を刺激するのは、正期産になるまで控えるように!
と指導を受けました。
しかし、あまり大きな声では言えませんが、私は妊娠中も添い乳を続けていました…。
健診でお腹が張っていると注意されることもなく、経過は順調でした。ラッキーなケースだったかもしれませんね。特に問題ないから大丈夫だろうと思って、寝かしつけの時や、欲しがるときにおっぱいをあげていました。
このような文献もあります。
妊娠中も、上の子の授乳をやめる必要はありません。
もちろん、妊娠中の授乳をするには赤ちゃんの経過やママの体調が良いことが大前提です。
添い乳が辛いと思ったらやめましょう。
また、妹や弟が生まれる前に、おっぱいとさよならするのは大事な成長のステップだとも思います。
お兄ちゃん、お姉ちゃんになるための大きな1歩ですね。ママも寂しいかもしれませんが、添い乳をやめると決めたら、固い意思を持って取り組みましょう。それが添い乳をやめる何よりのコツです。
やめられてない私が言うのもなんですが…。
自然に離れるのを待つ以外で添い乳をやめるには、ママの固い決意がないとダメだと思います。
私は揺らいで失敗してるので。
保育園入園
添い乳が寝かしつけの習慣になっていると、園でのお昼寝の際に困るのはたやすく想像がつきます。
添い乳やめられてない5番目次男も、やっぱりなかなか昼寝しなくて、保育士さんにお世話かけました…。
入園当初の4~5日は、昼寝をまったくせずに、布団の上でお気に入りのカレンダーを眺めながらゴロゴロ。
子どもが昼寝している間の、貴重な作業時間をジャマしただろうなぁ…すみません。
お家では、どんな風に寝かしつけますか?
(ドキッ!)添い乳してます…。お昼寝は、おんぶか、ベビーカーで散歩してるうちに寝ちゃうって感じです。
そうなんですね(苦笑)
その次の日は、保育士さんがおんぶで寝かしつけをしてくださりました。
それからは胸トントンで眠れるように、徐々に習慣つけをしていったという流れです。
園でトントンでお昼寝できるようしつけていきますので、お家でもおんぶやおっぱいなしでも眠れるようお願いします。
は、はい。そうですよね(自信ない…汗)
1週間後には、すっかりトントンで昼寝ができるようになっていました。
やっぱり、諦めないで根気強く慣らしていくのが大切なんだなと身に染みて分かりますね。
と、身に染みたにも関わらず、未だに夜は添い乳です。
ママはおっぱいくれる
と、解っているのでしょうね。
固い意思で添い乳をやめることのできない、ダメなママです。
ですが、私はもうこれでいいと思っています。
添い乳を続けることがママにとって負担
添い乳での寝かしつけが癖になっている子どもは、眠りが浅くなってしまい、夜中に何度も目を覚ますことが多いです。
うちの次男も例に漏れず。
2歳8ヶ月にして、多いときで夜中に3回目を覚ましておっぱいを欲しがります。
寝ながら授乳できるとはいえ、途中で目を覚まして、子どもが窒息しないよう気を配らなくてはいけません。ママは眠りが浅く、睡眠不足になる恐れがあります。
添い乳で疲れを溜めてしまっては本末転倒ですよね。
そのうえ、これでは子どもの眠りの質も良いとは言えません。
添い乳で何度も目を覚まして、疲れてしまうという場合は、添い乳をやめることをおすすめします。
私が言っても説得力ないという声が聞こえてきそうですね。
添い乳をやめたら、確かにぐっすり眠れて楽になると思います。
しかし、私にとっては、添い乳の負担はさほど大きくありません。
何度も言っていますが、添い乳のやめ時は結局ママ次第だと思います。
私は、添い乳をやめないという選択をしました。こういう考えもあるんだという風に読んでくれたら幸いです。
添い乳がママと赤ちゃんの癒しになっているのなら、無理にやめなくてもよいのではないでしょうか。
虫歯が心配
添い乳は、虫歯になるリスクを高めてしまうとよく言われますよね。乳児健診で指摘をされたママもいるのではないでしょうか。
歯が生えてきた頃や、離乳食を始めた頃に添い乳をやめようと決断するケースが多いようです。
近年では、母乳に含まれる乳糖は、直接虫歯の原因とはならないと考えられています。しかし、もし食べ残しが口の中に残っていたら、添い乳をすることで一気に虫歯リスクが高まるのは想像がつきますよね。
虫歯リスクを限りなく低くしたいというママは添い乳をやめることをおすすめします。
とはいえ、添い乳を長く続けていたら必ず虫歯になるというわけではありません。
1歳半まで添い乳してたけど、乳幼児健診で虫歯0でしたよ!
という人もいます。
添い乳を続ける場合は、丁寧な歯磨きの習慣つけを忘れないようにしたいですね。
ちなみに、私は仕上げ磨き徹底できないので、毎月歯医者さんに健診に通ってます…。苦笑。そうして定期的にチェックしてもらって安心してる。
添い乳の上手なやめ方は?
ママが添い乳をやめたいと思った時がやめ時だとお話しました。しかし、添い乳をやめるには、なかなかの労力が必要です。それまで添い乳をしていた子どもに、急におっぱいとお別れと言っても、ギャン泣きされるのは目に見えるでしょう。
できるだけ、ストレスなくスムーズに添い乳とお別れしたいですよね。
3つのコツを実践するだけで、かなり楽に添い乳を卒業することができますよ。
- 添い乳以外の入眠儀式をつくる
- 安心して眠れる環境をつくる
- 生活リズムを整える
たった3つだけ?と思うかもしれませんが、これを全て実行すると、おっぱいなしでも安心して眠れるようになります。
詳しい手順は、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。この3つが理にかなっていることが、分かってもらえると思います。
私はネントレをやめてしまったので説得力ないかもしれません。
なぜやめてしまったかと言うと、添い乳をやめたい。という意思がなかったからです。
もう子どもも大きいし、なんとなく添い乳やめなくちゃなぁと思ってたけど…
私、別に添い乳嫌いじゃないよな。
うちの子はおっぱい大好きで、添い乳なしでは絶対に寝られないと思うママもいるかもしれません。私もそうでした。
しかし、決してそんなことはないんです。
私の顔を見れば、すぐおっぱい、おっぱいと言う次男も、私の出産入院中はじぃじばぁばと一緒に寝ていました。
私がおっぱいをくれると思っているから、しつこくおねだりしてくるんです。
ママが新しい寝かしつけの習慣を粘り強く、愛情たっぷりに教えていけば、必ず添い乳なしでも眠れる日がやってきます。
ママが諦めないこと。これが添い乳をやめる何よりの秘訣です。
まとめ
添い乳はいつまで続けてよいかという明確な指標はありません。
- 子どもが自分から離れるのを待つ
- 添い乳を続けるのがママにとって辛い
- 赤ちゃんにとって悪い影響があるのではないかと心配になる
- 続けられないような環境の変化がある
ママがやめようと思った時がやめどきと言えるでしょう。赤ちゃんが自分から自然とおっぱいを卒業するケースもあります。
焦る必要はありません。
それぞれでいいと思います。
長い子育て期間からしたら、添い乳の時間はごくわずかです。数ヶ月かもしれないし、3年続くかもしれません。その時間を慈しむことが1番だと思います。
コメント
Thank you very much. thank you for reading. I am glad that it was useful.