小学生って宿題にこんな時間がかかるの?子どものタイプ別対策とは

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たった1枚のプリントに何十分も何時間もかかってしまう…、そんな経験ありませんか?

 

うちの子どもたちも、なかなか宿題を早く終わらせられなくて苦労しました。見てるこちらもイライラしてしまうんですよね。

 

今回は、宿題を早く終わらせるコツを調べてみました。子どものタイプに合わせた方法で、意外と楽~に宿題が出来るようになるかもしれませんよ。

 

この記事を書いた人

凸凹kidsのシングルマザー。保育士1年生。イロトリドリの子ども6人(通信高1年・pansexual・ADHD・ASD17歳長女|場面緘黙・吃音中3次女|多動・感覚過敏中1長男|繊細なお調子者小4三女|ASD・多動・支援級1年次男|ASD・多動・軽度知的・療育に通う年中三男)

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子どものタイプ別:宿題を早く終わらせるコツ


我が家には3人の小学生がいますが、ひとこと声をかけるだけで宿題をさっと終わらせる子、放っておくといつまで経ってもやらない子と様々。

あーさん
あーさん

きょうだいでもこんなに違うんだよね~。

 

「良い」と言われているやり方でも、その子に合っていなければ意味がありません。
子どものタイプ、個性に合わせた方法の必要性を感じますよね。

まずは、どうして宿題に時間がかかってしまうのか、子どもをじっくり観察してみましょう。

 

気が散って集中出来ない子には?

我が家の3番目長男。

長男(こざる)
長男(こざる)小2

宿題やってから、遊びに行くぞ!

といざ、気合いを入れてノートを広げても、録画しておいたアニメが気になったり、ちょっと油断すると図書室から借りてきた本を足元に広げて盗み見したり。
宿題がなかなか先へ進みません。
身の回りの誘惑に気を取られてしまうんですね。

 

こんな子には、まず、宿題に集中できる環境作りに努めましょう。

 

テーブルや机の上に物が溢れていると、そちらに気を取られてしまいます。宿題に必要なもの以外は置かないようにしましょう。

あーさん
あーさん

うっかり、TVのリモコンとか読みかけの雑誌とかリビングのテーブルに置きっぱなしにしちゃうから、気をつけなくちゃ。

 

子ども部屋や勉強机などでひとりで宿題をするのではなく、お家の方の目が届くところでの「リビング学習」が一般的になってきましたね。
我が家もこのリビング学習です。

小学校低学年の8割はリビング学習/Benesse教育情報サイト

 

家族の目が届くところで宿題をする方が、落ち着いて集中できるようです。
子どもも安心しますし、こちらも宿題の進み具合を見ながら声をかけられます。分からないところがあったらすぐに聞けるのもいいですよね。
ただし、リビングにはTVなどの誘惑もあります。それに、お母さんがスマホでSNSをしたりゲームをしたりしていると、気になってしまいますよね。

 

うちでは子どもが帰ってくるのは、ちょうど洗濯物を畳んだり食事の支度をする時間帯です。

TVにはお休みの時間、という意味で布をかぶせて「お母さんは家事」「僕は宿題」それぞれの仕事をしながら一緒にいる。
この状態が、長男にとっては安心して宿題に集中できるようです。

とはいえ「自分ばっかり勉強して不公平だ!!」なんてへそを曲げる子もいます。1番目長女がそうでした。長男も機嫌が悪いと、こういうことを言い出します。
お家の人にはお家の人の仕事がある。なんて理屈は通用しません。

こんな場合は、子どもの宿題の時間にお家の人も本を読んだり、大人用の学習テキストをやってみたり、腰を据えて「一緒に勉強タイム」にしてみてはいかがでしょうか。
仕事や家事に追われて、そんな余裕なんて無い!と思うかもしれません。

だけど、いつまで経っても終わらない宿題にイライラするよりは、子どもが安心して宿題ができるなら、そちらの方がずっと効率が良いと思います。まずは10分から20分、試してみてはいかがでしょうか。

また、勉強をすることで、新しい発見があるかもしれませんよ。漢字や計算でなくても、仕事をしているなら仕事に関係することや、料理や収納、掃除にまつわるテキストでもいいかと思います。試してみてくださいね。

 

集中力が続かない。そんな子には?

最初は頑張ってもすぐに手が止まったり、集中力が途切れてしまう。うちの長男ももちろんですが、特に低学年のお子さんに多いですよね。
こんな子には、タイマーがおすすめです。

 

100均で売っているようなキッチンタイマーでもOK。
残り時間が目で見て分かりますよね。

数字でいまいちピンとこない子には、「時っ感タイマー」がおすすめです。残り時間が色で見られるので、視覚的に分かりやすいですよ。

 

タイマーを準備したら「何分で終わらせよう」と目標を決めて、宿題をスタートさせます。
大人でもそうですが、制限時間があった方が集中できますよね。

あーさん
あーさん

◯時に下の子のお迎えに行かなきゃいけないから…◯時までにお皿洗いしとかなきゃ!

 

この時間までに、と思うとさっと終わらせられるものです。
ただし、大人が時間を決めるのではなく

あーさん
あーさん

この漢字1ページ、何分でできそう?

長男(こざる)
長男(こざる)小2

うーん、5分かな!

と、子どもに決めてもらいます。
自分で目標を設定する。ということが大切。

 

小学校でもタイマーを活用していて、授業参観に行くと、必ず子どもたちが問題を解くところで先生がタイマーを出しています。
先生:「ここからここまで、何分にする?」
児童:「10分!」
先生:「えー!10分は長いよ!じゃあ8分ね!」
なんて言うこともありますが(笑)

 

よーい、スタート!!で始めて、制限時間内に終わることができたら、思いっきり褒めてあげましょう。

あーさん
あーさん

すごい!5分以内に終わったじゃん!!

 

褒めて認めることで、「できた!」と実感できて、自信に繋がります。どんどんやる気も出てきます。

【子どもを伸ばす褒め方3つのコツ!】これで私も褒め上手な親?!
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間に合わなくても「ダメじゃん!!」など否定したり叱ったりせず「頑張ったね!」と励ましてあげましょう。

 

ちなみに、時間をはかるのは宿題全部ではなく細かく区切ってテンポ良く進めていくのをおすすめします。そこらへんはお子さんに合わせて、1ページや1行から始めてみましょう。

長男は、こうしてタイマーを使って目標時間を設定することで、スムーズに宿題を済ませることが出来ました。
集中力が上がるようなBGMをかけるのもおすすめですよ。

https://nobinobi-manabi.com/2019/06/05/ongakutobenkyou/

 

やる意味が分からない!そもそも宿題やりたくない子には?

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

学校でも5時間から6時間勉強してきてるのに、なんで家でも宿題やらなきゃいけないの。

 

宿題やる意味が分かんない。
うちの長女がこのタイプでした。
だから、宿題は苦行でしかない。やれば出来るのに、計算のプリントを前にして、解けるはずの問題にいつまで経っても手をつけない。

 

どうにかして宿題をやらない道はないかと、思い付く限りの屁理屈を並べて

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

ぜんぜん分かんない!!

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

お母さん代わりにやってよ!!

そんなことばかり言っていました。

 

私としては

あーさん
あーさん

同じくり上がりの計算テストで、100点取ってたんだから、できるはずでしょ!

あーさん
あーさん

さっと取りかかったら終わるのに、なんでやらないの!

と、毎回イライラ。

 

決められた提出物を期限までに出す。
これが出来ない子になってはいけないと、意固地になっていました。

あーさん
あーさん

学校で習ったことをしっかり身につけるために、繰り返し勉強することが大切だから、先生が宿題を出しているんだよ。

やはり、人間って聞いたことや学んだことは1回じゃ覚えられません。2回、3回と繰り返し聞いたり、自分で書いて確かめることで身に付いていくものですよね。

あーさん
あーさん

先生は、こぎつねができる量を出しているんだよ。

先生や学校の方針にもよりますが、クリアできる課題を与えて「できた!」「できる!」という自信と意欲をつけるのが大事と考えてる先生が多いように感じます。

あーさん
あーさん
大人になったら、このお仕事をこの日までしてくださいって言われるんだよ。宿題が出来なかったら大人になって困るよ。

大人になると、勉強しときゃ良かったな~。と感じることが結構あります。子供の時はなかなか分からないものですけどね。
と、言葉で切々と説明しても、長女にはまったく伝わりませんでした。

 

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6
だって学校で勉強してるし…

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

大人になって、しなきゃいけなかったらやるし。

という感じです。
必要がないと思ってるから、宿題をせずに学校に行っても恥ずかしい思いをすることがありません。

 

こういう子には

  • 宿題のハードルを下げる
  • 興味があること、好きなことを勉強させる。
  • 一緒にルーティンを決める

ことが必要になります。

 
「まずは書き取り1行だけ、プリントの1部分だけ」
とハードルを下げてみましょう。

できたらめっちゃ褒めて励ます。

あーさん
あーさん

一行がんばって書けたね!

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

うん!…意外といけるかも?
もう少しやってみたい

となれば万々歳ですが、子どもにとってそれが精一杯の量だと感じたら、思い切って担任の先生に相談するのもひとつの手です。

あーさん
あーさん

家で頑張っているのですが、どうしても宿題が全部終わりません。
これくらいならできるようです。
ここを手伝えばできるようです。

親が薄く書き取りの下書きをしたり、プリントにヒントの書き込みをしてもいいかお願いしてみても良いかもしれません。

 

そして可能であれば、興味があること、好きなことを優先して勉強させる手もあります。

知り合いの男の子は、やはり宿題をすることに抵抗があり、特に高学年になってからの「自主学習ノート」、通称「自学ノート」がネックでした。

自学ノートと言えば、苦手なところの復習や、もしくは得意なこと。など自分でやることを決めて、毎日1ページ以上行う。というのがルールでした。

他の子達が漢字の書き取りや計算問題をしてくる中、この男の子は好きな絵を描いたり、「クラスのみんなの将来の姿」などと空想を膨らませて絵日記のようにストーリーを作っていたそうです。

 

担任の先生にも、了承と理解を得ていました。
時には、クラスのみんなに披露して褒めてくださっていたそうです。
男の子のノートを少し見せてもらったことがありますが「◯◯ちゃんは、教えるのが上手だから学校の先生になってる」「僕は発明家になって、こんな新しい道具を作ってる」と、とても面白い内容でした。

 

そして、こんな風に好きなことや得意なことをのびのびと表現して、それを親や先生が認めてくれてる。
そのことが目から鱗だったし、感動さえしました。

他の学校のお友達の話だと、野球好きな子は野球の新聞記事を切り抜いて張り付け、大事だと感じたところを書き写したり、感想を添えたものを提出したそうです。
自分の興味のあることを調べる。これも自主学習になりますね。

 

また、ある子はスポーツテストの前に良い成績を出したいと思い、どうしたらボールを遠くまで投げられるのか。それを考えてコツを文章や絵にまとめてきたそうです。
実際にボール投げの練習をするのもアリですが、こうやって研究してレポートにまとめるというのも面白いなと感じました。

 

この記事では家庭学習のネタをいくつか紹介しています。
どれも楽しく取り組めると思いますよ。良かったら参考にしてみてくださいね。

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もしくは「宿題終わったらおやつ」などルーティンを決めるのも手です。
宿題をしてからゲームや漫画。
しかし、うちの長女は親が主導して色々決めるのは向いていませんでした。
いつならできそうか、子どもと話し合って一日のルーティーンを決めてもいいですね。

 

与えられた課題をきちんとこなす。
というのは必要なことでしょう。
そのために、早く終わらせてしまわないといけない。と私も思い込んでいました。

 

でも、学校から帰ってきたらすぐ宿題をするように言い続けていたのを、思いきって辞めたのが長女にとっては良かったように思います。

 

学校から帰ったら、まずは大好きなお絵描きや工作に没頭しています。
放課後に遊びに行く児童館の先生が「宿題を持ってきてもいいよ」「お友達と一緒にやろうよ」と言ってくれることもありました。
でも、持って行っても終わらせられないことが多々ありました。

 

また「朝の方が集中できる」というのをTVか何かで見て、

長女(こぎつね)
長女(こぎつね)小6

早起きして朝に宿題やる!

と宣言したこともありました。しかし結局、起きられなくて間に合わず泣きながら登校することもありました。

 

そんなことを繰り返しているうちに、自分に合ったペースを掴んできたように思います。
6年生になった今は、帰ってきたら思う存分絵を描いて、夜のお風呂のあとに次女と一緒に宿題をして、終わらなかったら朝にやる。というのがお決まりのパターンになっています。

 

もちろん、様子を見たり声をかけたりすることを忘れてはいけません。

あーさん
あーさん

宿題、分からないところない?

あーさん
あーさん

ちょっと見せて~。丁寧に書けてるじゃん。サインするよ!

と、なるべく褒めたり、励まし言葉をかけるよう気を遣っています(笑)

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お母さんも、肩の力を抜いて


宿題はやらなくちゃいけないもの。
大多数の人がそう考えていると思います。
だから、なかなか終わらせられないとイライラしちゃいますよね。

 

宿題の必要性と言うと、こんなところでしょうか。

  • 復習のため
  • 与えられた課題をクリアする力を身に付けるため
  • 学習の習慣を身に付けるため

 

けれど、こういったことを切々と唱えたところで子どもには伝わりません。納得する子もいるかもしれませんが、うちの子は違います。

唯一、次女は言わなくても宿題をやる子ですが、単純に

次女(こりす)
次女(こりす)小4

やらないと恥ずかしい!

次女(こりす)
次女(こりす)小4

注意される!

という認識のようです。まぁ、宿題をやりたくてするという子の方が少ないですよね。

 

宿題をチェックする立場としては

あーさん
あーさん

ちゃんとさせなくちゃ…

と力が入ってしまいがちですが、

 

子どもをよく見て
子どものペースに合わせて
ちょっとでも前に進めたら褒める。
そして、自信をつけてあげることが大切です。

 

たまには手伝ってあげる、くらいでもいいのかもしれません。

 

知り合いのお母さんは、どんなにあの手この手で頑張っても、宿題が出来なかったとき
「これだけやったけど無理でした。申し訳ありません」と連絡帳に書いたそうです。
すると、お子さんも宿題をするようになったとか。面白い手だなーと思いましたが、困ったら担任の先生にヘルプを出したり相談することも必要ですよね。

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小学生って、みんなどれくらい宿題に時間をかけてるの?

長男(こざる)
長男(こざる)小2

ちゃんと宿題やってるじゃーん。
なんでそんなに早く早くっていうのさ。

あーさん
あーさん

さっきから気が散ってばかりで全然進んでないよ!

子どもから「ちゃんとやってる」なんて声も出ることもあります。
では、小学生は宿題にどのくらい時間がかかるのでしょうか。どれくらいの時間なら、OKと思ってよいのでしょうか。

もちろんその子の能力や宿題の質・量にもよりますが、目安として調べてみました。
すると、小学生は宿題に平均30分~40分かかるというデータがありました。
参考:ベネッセ総合教育研究所

あーさん
あーさん

確かに。
10分~15分くらいなら、早く終わったね!
で、1時間だと長いって思う。
やっぱり30分で終わらせられるくらいがちょうどいいかな。

 

まとめ


大人からしたら、たったこれだけの宿題にこんなに時間をかけて…とイライラすることもありますよね。

しかし、子どもにとっては宿題というのは大きな試練です。

どうして時間がかかってしまうのか、子どもの様子をよく見て、適切なサポートができるといいですよね。
親子共に「やった!」「できた!」という経験を重ねていけるといいなと思います。
今回は、子どものタイプ別に宿題を早く終わらせるためのコツをお話しました。

  • 集中出来ない子には…環境を整える。宿題をする机やテーブルは整理整頓しておく。気が散るものを置かない。お家の人が声かけできるところで宿題をする。大人も一緒に仕事・勉強をする。
  • 集中力が続かない子には…タイマーを使う。
  • 宿題をする必要を感じない子には…宿題のハードルを下げる。

どの子にも共通して言えるのは、頑張りを見て褒めてあげることが必要だということです。
親子で一緒に、宿題という試練を乗り越えていけるといいですね。

この記事を書いた人

凸凹kidsのシングルマザー。保育士1年生。イロトリドリの子ども6人(通信高1年・pansexual・ADHD・ASD17歳長女|場面緘黙・吃音中3次女|多動・感覚過敏中1長男|繊細なお調子者小4三女|ASD・多動・支援級1年次男|ASD・多動・軽度知的・療育に通う年中三男)

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