PTAの会長になると、何かと人前で挨拶する機会が増えますよね。
運動会での挨拶もお仕事のひとつ。
何を話したらいいんだろう?
失敗して、恥ずかしい思いをしたくないな〜
緊張する!
そう思っていませんか?
私もそうでした。
この記事では、私自身の経験を交えて、小学校運動会閉会式での挨拶文の作り方と失敗しないポイントを解説します。
小学校運動会閉会式「PTA会長挨拶」何を話す?
閉会式の挨拶は、言わば運動会の締めくくりです。
事前に頂いた閉会式進行表を見たら、私の出番は校長先生の優勝旗授与・表彰の後。
本当に締めのポジションじゃん…!
なかなか責任重大!
挨拶文を作る時のポイント
とはいえ、運動会も終わってみんな疲れています。そんな時に長々と話をされてもますますだるくなるばかり。
「早く終わってよ!」
と皆の反感を買いかねません。
「1分~1分半程度が目安」
原稿ができたら、実際に音読してみるといいですね。
挨拶にどれくらい時間がかかるか確認できるだけでなく、読む速さや聞き取りやすさも分かるし、イメージトレーニングにもなります。
締めのポジションというと責任は重く聞こえますが、運動会の主役は子どもたちです。挨拶文にそこまで気合いを入れる必要はありません。
子どもたちの頑張りを称え、最後まで応援してくれた保護者や来賓、先生方に感謝の気持ちを伝えて、気持ちよく締めくくりましょう。
挨拶文の構成
手短にまとめるのが好まれるとはいえ運動会の締めの挨拶。バシッと決めたいですよね。
我が子も見てるし…かっこいいとこ見せたい!
そこで、きれいに運動会を締めくくることができるような、閉会式に伝えたいメッセージを挙げて構成してみました。
- 労いの言葉
- 運動会の結果について(子どもたちの頑張りを褒め称える)
- 先生たちへの感謝の言葉
- 運動会の運営に協力してくれたPTA役員への感謝の言葉
- 応援してくれた来賓・保護者への感謝の言葉
- 締めの言葉
これをふまえて、実際に私が挨拶した原稿を紹介します。
私の小学校運動会閉会式PTA会長挨拶の原稿
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マイクへ向かう前に保護者・職員に向かい一礼
マイク前で気をつけ・児童たちを見渡し一礼(いち・に・さん)
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(1. 労いの言葉)
みなさん、お疲れ様でした。
(2. 運動会の結果について・総評)
運動会は楽しめましたか?
もしかしたら、思うような結果が出せず悔しい思いをしている人もいるかもしれません。
だけど、今日のために赤組白組それぞれが一丸となって練習や準備を重ねてきましたね。
ひとりひとりが一生懸命頑張ったり、応援したりしている姿はとても清々しく、元気をもらいました。みなさんに金メダルを贈りたい気持ちです。
〇〇小の絆が深まった1日になったのではないでしょうか。これからも絆を大切に自分の力を信じて学校生活を送って欲しいと思います。
(3.先生たちへの感謝の言葉)
コロナの感染対策に配慮しながら、子どもたちを励まし指導してくださった先生方ありがとうございました。
(4. 運動会の運営に協力してくれたPTA役員への感謝の言葉)
(5.応援してくれた来賓・保護者への感謝の言葉)
また、運動会の運営にご協力をいただき、最後まで応援してくださった保護者の皆さまや地域の方々にも厚くお礼申し上げます。
(6.締めの言葉)
以上をもちまして、私からの挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
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降りたあとに保護者・先生に向かい一礼
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まずは話し始めとしてお疲れ様と労いの言葉をかけます。
そして運動会の総評に入ると自然な流れで話せるでしょう。
競技ですから勝敗がつくのは仕方のないことですが、児童たちの頑張りを見つけて気持ちよく讃えてあげたいですね。
「上級生の組体操がかっこよかった」とか「低学年も一生懸命走っていた」とか、一部の児童の様子を取り上げるのではなく、児童みんなに向けた言葉をかけるのが良いですね。時間が許せば、各学年の良かったポイントをピックアップして順番に感想を述べるのも良いでしょう。
私がPTA会長を務めた年は、コロナ禍で来賓の出席はなく、また、小規模校ということもあり準備や用具出しや片付けまで、すべて職員と児童で行っていました。
ただ、運動会前の除草作業は暑い中先生たちと保護者児童総出で頑張り、民生委員さんたちも協力してくれました。応援には、じいじばぁばだけでなく親戚も駆け付けた家庭も多かったし、児童館の先生や転出した先生も来てくれていました。
そういうことをふまえて、保護者と地域の方々へとまとめて感謝の言葉とさせていただきました。
あと、ちょっとうまいこと言おうと思って、運動会のスローガンにある「絆」と「みんなが金メダル」というワードを入れました。
三女の担任の先生から「素晴らしい挨拶でした!ありがとうございます!」とお褒めの言葉をいただいたのですが…
あー失敗したなぁ!!
と思ったことがあったので、皆さんには注意してもらえるよう、次の章でポイントとしてお伝えします。
閉会式のPTA会長挨拶で失敗しないポイント!
挨拶の言葉が決まったら、あとは本番を迎えるだけですね。
実際にみんなの前で挨拶するときのポイントを押さえておきましょう。
- 壇上に上がる前に保護者・先生・来賓に向かい一礼
- 話す前に子どもたちに一礼
子どもたちもお辞儀を返してくれる。
タイミングをつかみやすいように子どもたちを見渡してから「いち・に・さん」と頭の中で数えながら一礼 - 子どもたちに話しかけるよう意識してゆっくり話す
- 子どもたちの顔を見渡しながら話す
- 壇上から降りた後にも一礼
- メモ。原稿をずっと見ながらではなく、子どもたちの顔を見ながら話すのが好ましいので、メモを見ずに話せるのであればなくてもいい。流れや要点だけをまとめたメモでもOK。自分が話しやすいように書いておくのがベスト。
- 実際に挨拶文を音読して、時間や読むスピード、聞き取りやすいかどうか声の調子を確認しておく。
1年生とか、まだまだ幼い子どもたちも聞いているから
とにかく分かりやすく伝わりやすいように。
優しく語りかけるように話すと好印象だね!
私の失敗談
でも、実際に大勢の前で挨拶するとなると緊張しますよね。
私は嚙みまくりで、途中で次の言葉が出てこなくて「すみません」って言ってしまいました。
これからも絆を大切に自分の力を信じて学校生活を送って欲しいと思います。
(次は先生への感謝の言葉)子どもたちを見守り、…(あれなんか違う)…子どもたちを励まし、(?)…すみません、あたたかく指導してくださった先生方、ありがとうございました。
後から「コロナの感染対策に配慮しながら」という言葉が抜けてたことに気が付いたー!!
一応前日に話すことをだいたい決めておいて、流れを頭に入れつつ、スマホのメモ機能に原稿を書いて手元に持っていたんですが、スマホ見ながらだと見た目もかっこよくないですよね。
時間が経ったらスマホ画面が消えちゃうから、画面設定を変えてスタンバってた。それでも消えてないかな〜って気になって。
途中で忘れちゃったらチラ見するつもりではいたけれど、結構流れが頭に入っていたので、原稿を見ずに話していました。
子どもたちを見渡しながら、語りかけるように…
結構話せるもんだなって思ったんだよね。
そんな感じで一部噛み噛みになってしまったことが失敗だったなぁと反省しました。
コロナの感染対策に配慮しながら…って言葉も、できれば伝えたかったなと思います。
校長先生の挨拶を見て、スマホではなくクリップボードに運動会のプログラムとメモを挟んで持っていれば良かったなぁと思いました。
クリップボードなら持っていてもスマホよりは見た目もかっこいいですよね。
チラッと見ても違和感がないし。
今度機会があったら校長先生の真似をしよう。
噛み噛みになってしまったことは失敗だったと思うし
ママは話し方の練習をした方がいいね!
6年生の方が上手だったよ!
と長男から辛辣なコメントをもらいましたが
そうだね〜。
緊張しちゃったよ!
私としては
嚙み嚙みになったものの
自分の子どもたちや、お友達に話すつもりで挨拶をすることができたし
(『楽しめましたか?』と言った後に、低学年の子が『はい!』って答えてくれたのが可愛かったです)
ドキドキしたものの
頭に血が上るほどではなく
落ち着いて話すことができたかなと思います。
概ね私の言葉は伝わったと思うので
自己採点で95点くらいの出来ではないでしょうか。
甘いかな…?
これから運動会閉会式の挨拶を控えているPTA会長さんにも、自分の子どもたちに話すつもりでリラックスして臨んでほしいと思います。
まとめ
PTA会長がする、小学校運動会閉会式挨拶のポイントを振り返ってみましょう。
- 労いの言葉
- 運動会の結果について(子どもたちの頑張りを褒め称える)
- 先生たちへの感謝の言葉
- 運動会の運営に協力してくれたPTA役員への感謝の言葉
- 応援してくれた来賓・保護者への感謝の言葉
- 締めの言葉
- 壇上に上がる前に保護者・先生・来賓に向かい一礼
- 話す前に子どもたちに一礼
子どもたちもお辞儀を返してくれる。
タイミングをつかみやすいように子どもたちを見渡してから「いち・に・さん」と頭で数えながら一礼 - 子どもたちに話しかけるよう意識してゆっくり話す
- 子どもたちの顔を見渡しながら話す
- 壇上から降りた後にも一礼
- メモ。原稿をずっと見ながらではなく、子どもたちの顔を見ながら話すのが好ましいので、メモを見ずに話せるのであればなくてもいい。流れや要点だけをまとめたメモでもOK。自分が話しやすいように書いておくのがベスト。
- 実際に挨拶文を音読して、時間や読むスピード、聞き取りやすいかどうか声の調子を確認しておく。
参考にしてみてくださいね。
挨拶を控えたあなたの健闘を祈ります。
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