小学生の宿題にたびたび登場する自学ノート。
自分でやることを決めなくてはいけないので大変ですよね。実際にノートに記入するより、ネタを考えるのに時間がかかる…そんな人も多いでしょう。
子どもから、何をやったらいい?と相談されても困ってしまいますよね。
そんなに毎日、新しいアイデアは湧いて出てきません。
私も、子どもに聞かれるたび一緒になって頭を悩ませていました。
この記事では、小学生の国語に絞って自学ノートのネタを紹介します。学校の先生やお友達、専門家に聞いたものから厳選して5選紹介するので、参考にしてみてくださいね。
小学生の自学ノートネタ国語編:【書き取り】
まずは鉄板ネタ、文字の書き取りです。
国語と言えば、文字の読み書きが基本ですよね。学校で習った文字の書き取りをするだけなので、深く悩まずに書けるでしょう。
しかし、自学ノートと別の宿題で書き取りを出されているから、かぶってしまう…そういった場合も少なくありません。そんな時は書き取りの宿題がない日を選んだり、書き取りを発展させた自学ノートにしてみましょう。
これで褒められる!書き取り自学ノート基本形
ただ単に習った文字を繰り返し書くだけなら簡単ですが、ひと手間加えると褒められる自学ノートになりますよ。
ひと手間とは、ノートに線を引くだけです。まず、小さなマス×4で大きなマスを作り、そこに文字を書きます。漢字なら、その下に訓読みと音読みを書くといいですね。
そして、その文字を使った言葉や熟語を書いていきます。
いくつ思いつくか、親と子どもで競争しても楽しいでしょう。
「め」の付く言葉は?
めだか、
めだまやき、
めがね、
ゆめ、
こめ、
おこめ…
最後のはズルでしょ!
見た目も美しいし、4マスの大きなマスの中に字を書くことにより、バランスを意識して書けますよね。
「お」の文字のまるは、左下のマスのこのあたりだよね。
「編」の糸へんはこれくらいの大きさ、つくりはこのくらい…
学びを深く!書き取り自学ノートの発展形
文字の学習をさらに深くする、アイデアをいくつかあげてみます。
- 「仲間」の文字・言葉を集める
…ひらがなやカタカナなら「動物」「花」など、グループになる言葉を集めて書き出す。
…漢字なら「きへん」「くさかんむり」など、同じ部首の字を集める。 - しりとり
…食べ物の名前だけでしりとり、などルールを決めても面白い。
…漢字なら熟語しりとり。(例:教室→室内→内側) - 反対の意味・対になる意味の文字・言葉を集める
…「あつい」「さむい」、「親」「子」など - 間違い・書けないをなくすやり直しノート
…小テストや単元テストなどを取っておいて、×がついたところを抜き出し、書き取りの練習をします。
小学生の自学ノートネタ国語編:【試写】
迷ったら心に残った言葉や好きな物語の文章、記事を書き写すのもいいですね。
ただ文章を書き写してページを埋めるだけでは、先生から注意を受けそうなので、なぜその文章を選んだかの理由・具体的にどんなところが好きかなど自分の感想や考察も添えるといいでしょう。
- 歌の歌詞
- 短歌・俳句
- 物語のひと段落
- 有名人の名言
- 新聞記事
野球が好きなクラスメイトは、応援してるチームの優勝を伝える記事を試写していたよ。
小学生の自学ノートネタ国語編:【日記】
日記も文章を書く勉強になりますよね。
本当にあった出来事を書いて絵日記にするのもいいですし、空想日記も面白いですよ。
- 絵日記
- 夢日記
…寝ている時に見る夢の日記、〇年後の将来を想像して書く日記 - 空想日記
…ペットの犬の視点や、学校の机など身の回りのものの気持ちになって書くなりきり日記、もし透明人間になったら?など - 日記からの調べ学習
…公園で遊んだ時に見つけた花や野草をスケッチして調べてみる、おやつで食べたスイカの名産地、など
お友達は、クラスメイト全員の将来の職業を想像して日記を書いていたよ!
〇〇くんは得意なことを活かして、きっとこんな仕事をしている…〇〇さんは夢を叶えて活躍している…
って、クラスメイトのいいところをよく見ているなぁって尊敬した!
日記見せてもらったけど、すごく面白かったよ
小学生の自学ノートネタ国語編:【作文】
日記も作文のひとつですが、新しく習った単語や熟語などを作って文を作るのも国語力が鍛えられますよね。
- 熟語
- 慣用句
- ことわざ
明日の3時間目は、芋ほりに変更だって!しかも、お土産にお芋持って帰っていいって!これも「棚からぼた餅」だね
小学生の自学ノートネタ国語編:【国語辞典を活用】
小学生にもPCやスマホが身近な存在になり、わからないことがあればすぐに調べられるようになりましたね。
しかし、昔から親しまれている国語辞典を開くのも楽しい発見があるものです。こんな自学はいかがでしょうか。
- 意味調べラリー
- 日本ならではの言葉を調べてみる
- 仲間の言葉を調べる
なんとなく分かって使っている言葉でも、いざ意味を説明しようとなると言葉に詰まってしまう時もありますよね。
意味調べラリーは、思いつくままに言葉を辞書で引いていく学習です。
「うみ」「さかな」「むし」…など、知っている言葉をどんどん調べてもいいし、そうしているうちに新しい言葉との出会いもありますよね。
「さばさば」って言葉を引いたら「物事にあまりこだわらない様子」…って書いてあったんだけど「こだわらない」ってどういう意味?
整然と言葉が並んだ辞書を引くのは、まるで化石の発掘作業です。「知りたい」という好奇心も湧くし、語彙力も増えますよ。
また、国語辞典の巻末を見てみると古典・敬語・季節の挨拶など、日本語に関するトピックが載っています。
日本ならではの言葉に焦点を当てて調べるのもいいですね。
花曇り・花冷え…春の言葉って、お花がつくのがたくさんあって可愛いね!
「きらきら」「そよそよ」というオノマトペや天気に関する言葉など、仲間の言葉の意味調べも面白そうです。
日本語にはきれいな言葉がたくさんあるのに気づくでしょう。
うちの子たちが利用している国語辞典です。
国語の教科書でもおなじみの出版社から出ているだけあって、小学生にも見やすいレイアウトと解説です
うちの子には自学ノートは難しそう…そう思ったら?
自分で学習テーマを決めてまとめるのはうちの子には大変そう…
集中力も続かないし…
という場合は、少しだけ手助けをしてあげましょう。
例えば漢字学習なら、問題を書いたり枠を書いたりして、漢字を書くことだけに集中できるようにしてあげます。
答え合わせもできるといいですね。
子どもの宿題に、親が手出ししてもいいの?と思うかもしれませんが、少し手助けをするだけで、子どもは勉強しやすくなります。担任の先生も、親が関わることを歓迎してくれるはずです。あらかじめ「これくらいまで私が書いてもいいでしょうか?」と確認してみてもいいですね。
仕事や家事・育児で忙しい中、子どもの勉強を見るのは大変かもしれません。時間が取れないという人もいるでしょう。
しかし、親が子どもの学習を見守り励ますことができると、子どもの学力も伸びると言われています。
10分、いや5分だけでもいいので、子どもの自学ノートに向き合えるといいですね。
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