産後のダメージが抜けないうちに育児は始まります。ママは筋肉痛になりやすいですよね。
そのため、添い乳を寝かしつけの手段にしているママも多くいます。
しかし、この添い乳でかえって体のあらゆる場所に負担がかかり、痛みに悩むことも少なくありません。
とはいえ、添い乳を辞める選択をするのはなかなか難しいですよね。夜中に体を起こし、赤ちゃんを抱っこしてあやすよりは、寝ながら授乳をする方がはるかに負担が軽いからです。
添い乳の方がすぐ寝てくれる場合、夜中に家族を起こす心配もありません。
私も、1番目長女を産んでから、現在8ヶ月の6番目三男まで13年間、ほぼ切れ目なく添い乳を続けています。
幸いなことに、筋肉痛に悩んだことはほとんどありません。
この記事は、添い乳による筋肉痛に悩むママや、筋肉痛で辛いけど添い乳はやめられない、そんなママに向けて書いています。
楽に添い乳ができるようになるポイントや、育児で疲れた体を癒す方法を紹介していきます。
この記事を読んでくれたママが、私同様、添い乳を心地よく楽しめるようになれば嬉しいです。
添い乳で筋肉痛にならないために必要なこと3つ
授乳に抱っこにおんぶ、淋浴など…
赤ちゃん育児をしているママは、様々な体勢で我が子を長時間抱いています。
赤ちゃんの重さは3〜10kgほど。抱っこしてあやしたり、おんぶしながら家事をしたり、まるでダンベルを持ってトレーニングしているようですね。
毎日ジム通いみたいな運動量。筋肉痛になってしまうのもしょうがないよ!
普段の家事をするのにも辛い、起き上がるのも痛いというママもいますね。
私はというと、肩がこったな〜と感じることが時々ありますが、それほどひどくはないし、長引くこともありません。
体が楽だと、家事もはかどるし、赤ちゃんとも笑顔で遊ぶことができます。腕が痛いから抱っこをためらう…そんな心配したくないですよね。
今しかない育児の時間…どうせなら楽しみたい!
では、どうすれば添い乳による筋肉痛を防ぐことができるのでしょうか。
私が実践しているのは、以下の3つです。
- 楽な姿勢で添い乳をする
- 体と心をほぐすケアをする
- ほどほどに頑張り、ほどほどに休む
この3つについて、詳しくお話ししていきます。
添い乳の楽な姿勢チェックリスト【添い乳で筋肉痛にならないために】
ママの負担を減らすための添い乳で、かえって体を痛めていることは少なくありません。
これってもったいない!少しやり方を変えるだけで、添い乳はもっと快適になります。
楽な姿勢でするのがポイント。
楽な姿勢…って言うのは簡単だけど、どうすればいいの?
この3つをチェックしてみてください。
- 肘をついていないか?
- 1か所に重心をかけていないか?
- 背骨が曲がっていないか?
添い乳のやり方をこちらの記事で詳しく説明しているので、今一度確認してみてくださいね。
肘をついての添い乳は、私もたまにしますが、多用するのはおすすめできません。
肘で頭や上半身を支えるので、どうしても腕が痛くなってしまいますよね。
寝落ちしたくない時や、ちょうどいい枕が手元になくて高さが合わない時だけなど、どうしても肘をつかなくてはいけない時だけにしましょう。
片方の肩や腰に重心ががかったり、首や腕など1か所に負担がかからないようにするのが大切です。痛みが気になる腕や腰の下に、クッションや枕、折りたたんだバスタオルを敷いて負担を分散させるといいですよ。
実際に私が使って、添い乳が楽になったおすすめのグッズをこちらの記事で紹介しています。
使い方も詳しく説明していますよ。
体と心をほぐすケア【添い乳での筋肉痛に悩んだら…】
妊娠による体の変化を経て、出産という大きな仕事を果たしたママの体は、予想以上に大きなダメージを負っています。
その上に赤ちゃんのお世話ですから、筋肉痛になるのも無理はありません。
産後は早期回復に努めましょう、とお医者さんや看護師さんからも指示がありますよね。
しかし、赤ちゃんのお世話や家事に追われる毎日では、ついつい自分のことは後回しになりがちです。
ケアって、何をやったらいいの?
お金や時間がかかるんじゃない?
ケアするためのグッズもあるし、確かにそういったものを買うとお金はかかるけど、結構簡単にできることもあるよ!
私が日頃行っているケアを紹介します。
骨盤矯正ベルトや下着を身につける
トコちゃんベルトというのを産院ですすめられました。
妊娠すると、骨盤は大きく開きますよね。そのため腰痛に悩むママは多くいます。私もそのひとりでした。
トコちゃんベルトは、要は骨盤を締めるためのベルトです。
骨盤は、赤ちゃんを育む子宮を支える場所であり、ママ自身の体を支える場所でもあり、とても大事な役割をしています。
骨盤が緩んだり、歪んだりすると体の調子も悪くなってきますね。妊娠・出産を経たママにとって、骨盤矯正がいかに重要かは言うまでもありません。
興味はあったものの、7000円~10000円近くとなるとちょっとお高めですよね。そのため、なかなか手を出せずにいましたが、3人目出産の時に思いきって楽天で購入しました。
年も重ねてるし、経産婦だと後産もひどくなるっていうし…
体の痛みには代えられない!
産院で定価で買うよりはお得に買えたし、楽天ポイントも貯められた!
AmazonやYahooでも正規品が販売されていますよ。
産前からつけていましたが、つけた方が腰もシャキッとするし、やっぱり楽でした。産後も長くつけていましたよ。
結果、8年愛用しました。買って良かったと思います。サイズ展開があるので、自分に合ったサイズを選びましょう。
でもやっぱりトコちゃんベルトは高く感じる…、そんなママには、お手頃な骨盤矯正の下着でもいいのではないかと思います。
ベルトよりは蒸れないし、履くだけなら装着も簡単ですよね。
着けてみて気持ちいいと感じるものを見つけましょう。
ただ、妊娠中はそのような下着は着られません。これから先も出産を考えているママには、トコちゃんベルトをひとつ持っておくといいと思います。
簡単なストレッチ
私が実際にやっているストレッチを紹介します。
産院で教えてもらったり、ヨガやマッサージの先生に教えてもらったりした中でも、簡単で続けやすいものばかりです。
- 腰回し
- 首回し
- 肩回し
- 骨盤を開いたり閉じたり
- 足首回し
凝り固まった筋肉は、適度に動かしてほぐしてあげるのがいいですよね。
ストレッチすると気持ちよくて、体で実感しています。
特に腰回しは、お皿洗いなど立ち仕事の合間とか、赤ちゃんを抱っこしてあやしながらとか、意識的にやっていました。
骨盤ケアに繋がったみたいで、産前よりも痩せることができたし、腰回しの効果かどうかは定かではありませんが、妊娠前より便通がよくなったのが驚きでした。
特に運動したりとか、食生活が良くなったわけではありません。むしろ妊娠前よりドカ食いすることが増えました。
妊娠前と変わったことといえば、この腰回しの習慣くらいしか思いあたらないので、やっぱりこれが良かったんだと思います。腸がよく動くようになったのかもしれません。
首回しや肩回しも、気づいたときに簡単にできますよね。
4つめと5つめは、寝る間に布団に横になったときにしています。足首回しは添い乳しながらでも、足を上げてできますよ。
体と心をほぐすマッサージ
体と同時に心もほぐせる、マッサージもおすすめです。私は、子どもたちと、夜布団に入ったときの習慣にしています。
マッサージタイムしよう!
ありがとう!次はママね!
マッサージと言っても、そんなに難しいことではなく、背中を背骨や肩甲骨に沿ってさすり、肩から手に流すだけです。
簡単なことですが、本当に気持ちよくて癒されます。子どもにしてあげる、してもらうのがまたいいんでしょうね。
旦那は頼めばたまにしてくれます。
えー…
って感じです。
面倒なのか、照れてるのかは分かりません(笑)
可能であれば、子どもや旦那さんに頼んでみてはいかがでしょうか。
産後のママの体はフル稼動!休むことも大切
私が筋肉痛に悩まないのは、あまり頑張っていないからと言っても過言ではありません。
幸いなことに、うちは家族が多くて、私が家事をしている間に誰かしら赤ちゃんを見てくれる人がいます。
うりちゃ~ん、あそぼ~
そのため、抱っこやおんぶをすることは他のママより少ないはず!
しかし、あくまでこれは私の場合です。 赤ちゃん、もしくは幼いきょうだいのお世話を1人でしなくてはならないママもいますよね。休みたくても休めない…そんな状況も珍しくありません。
そんなママには、家事や赤ちゃんのお世話を完璧にこなすより、ほどほどに手抜きをして、休む時間をどうにかして作ることを考えてほしいと思います。
赤ちゃんの寝かしつけをする時やあやす時に、バウンサー(揺りかご)を使うのも手だと思います。
私は自分で購入してはいませんが、職場の託児所でよく利用されています。
重たい赤ちゃんを抱かなくていいので、幾分楽ですね。
家事をしながら、揺らしてあげて赤ちゃんの様子を見ることもできます。
私は、子どもが1人、2人、3人だった時、同居ではなく、今みたいに義両親の目がなかったので、家のことは結構適当でした。お惣菜やお弁当に頼ることも多々あったし、掃除なんてきちんとしてませんでした。家事を溜め込んだまま子どもと一緒に寝て、午前3時に起きて洗濯を回して干す…なんてこともありましたね。
暴露話はそのへんにしといて!
ひとりの時間はありますか?
1日のうちに、10分でもひとりでゆっくり過ごす時間があるだけでもかなり違うと思います。
私は、リラックスタイムのお茶はこちらを飲んでいます。美味しいし、ママの健康に良い成分もたっぷりなので、一石二鳥ですよ。
何でも完璧にしようとせず、ほどほどに頑張って、ほどほどに休む。これが本当に大切です。
我が子にとってのママはあなたしかいません。
私はそれを子どもに教えてもらいました。自分を愛して労ることが、家族のためでもあります。
便利なアイテムはどんどん活用し、家族や友人など、頼れる人がいるなら頼りましょう。
近くに頼れる人がいない場合は、行政やママサポートのサービスを探してみるのをおすすめします。
まとめ
赤ちゃん育児をしているママは、筋肉痛になりやすいです。そのため、楽に寝かしつけや授乳ができる添い乳を多くのママが実践していますよね。
しかし、間違ったやり方で添い乳をしていると、かえって筋肉疲労を起こしかねません。添い乳で筋肉痛にならないためには
- 楽な姿勢で添い乳をする
- 体と心をほぐすケアをする
- ほどほどに頑張り、ほどほどに休む
この3つが重要だとお話しました。
楽に心地よく添い乳ができるのに、それを知らないともったいないと思います。
この記事を読んでくれたママが、今より少しでも育児を楽しめるようになれば幸いです。
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