授乳後は、赤ちゃんにげっぷをさせないとしゃっくりをしてしまったり、吐き戻しも心配ですよね。もし吐いたものを喉に詰まらせてしまったら大変なことになります。しかし、添い乳の後にせっかく気持ちよく眠ってしまった赤ちゃんを起こしてげっぷさせていては、添い乳をする意味がありませんよね。一体、どうしたら良いのでしょうか。
添い乳の後のげっぷはしなくてもOKだった?!
通常、授乳後赤ちゃんにげっぷをさせるには、縦抱きにして背中をトントンしなければいけませんよね。
でも、添い乳で気持ちよく寝そうになってるのに、抱き起こしたらまた起きるよね
ムニャムニャ…幸せ~(背中トントン)…ハッ?!
そしたらまた、布団に寝かせて添い乳?で、またげっぷさせなきゃいけない?
どーすりゃいいのー?!
実は、添い乳の後のげっぷは無理にさせる必要はありません。赤ちゃんが寝てしまったら、そのままでも大丈夫です。
添い乳の後のげっぷが必要ない理由
授乳後、赤ちゃんにげっぷをさせるのは、お腹に溜まった空気を抜いてあげるためです。大人でも、お腹いっぱいになった時は苦しいですよね。そんな時はげっぷをしたくなることもあります。
哺乳瓶で飲むミルクは、簡単にたくさん飲めますし、どうしても一緒に空気を飲み込むので、お腹に溜まります。しかし、おっぱいから飲む母乳は、顎と舌をしっかり使わないと飲めません。空気を飲み込みにくいので、ミルクの時ほどげっぷを気にしなくて良いんですね。
そういえば!ミルクの後は背中トントンしたら割とすぐげっぷするけど、母乳の後ってあんまりしないかも!
最近産まれたうちの6番目三男がまさにそうです。それから、ミルクを飲んで一息つくと盛大なオナラをするので、そうやっておしりから空気を抜いているのでしょう。げっぷさせないと吐き戻してしまいそうで怖かったけれど、添い乳の後はそんなに気にしなくて良いんですね。
それでも心配な時の対処法
とは言っても、小さな赤ちゃんの食道はまっすぐなので、吐きやすいのは事実。母乳でもたくさん飲んだ後は、やっぱり吐くこともありますよね。喉を詰まらせないか心配になることもあります。そんな時の対処法をお話します。
なるべくお腹に空気を溜めないようにする
添い乳で寝かせる前に、ある程度赤ちゃんのお腹を満たしておきます。母乳とミルクの混合で育てている赤ちゃんなら、夜寝る前にお腹に溜まるミルクを飲ませるというママも多いですよね。その時にげっぷをさせるようにして、お腹を楽にしてから添い乳をすると良いでしょう。
赤ちゃんを体ごと横向きに寝かせる
添い乳で眠ってしまったら、そのまま体ごと横向きにして寝かせます。こうすると、もし吐いてしまっても吐いたものが喉に詰まりにくくなりますよ。
寝るときに下にガーゼやタオルを敷いておくと、後始末も楽になりますね。ただし、そのまま赤ちゃんがコロンと転がってうつ伏せになってしまったり、ママが赤ちゃんの口と鼻をふさいで窒息させないように気を付けましょう。優しく背中全体をさすったり、トントンしてあげると、きっと赤ちゃんも安心して眠れますよ。
また、あまりによく吐きもどしをして中々体重が増えない…という場合は、健診の時などに相談してみましょう。成長と共に赤ちゃんもミルクや母乳を飲むのが上手になり、空気をたくさん飲み込むことも減ってきます。個人差はありますが、3~5ヶ月を過ぎるとげっぷをさせなくても良くなります。
哺乳瓶とおっぱいの違い、赤ちゃんの飲み方や飲む量によってもげっぷをしやすい子とそうでない子もいます。げっぷに対してあまり神経質になる必要はありません。
絶対にげっぷさせなきゃいけないってわけじゃないんだね、良かった。
ママ、おやすみなさ~い…。
添い乳については、こちらの記事も読んでみてくださいね。5人の我が子たちと、そしてこれから6番目がお世話になる添い乳の体験談をまとめてます。
まとめ・添い乳の後のげっぷは無理にさせなくても大丈夫!
授乳後は、げっぷをさせないと心配になりますが、実は添い乳の後は、絶対にげっぷをさせないといけないということはありません。
もし、心配であれば、
- なるべく赤ちゃんのお腹に空気を溜めないように工夫して飲ませる
- 飲ませた後は体ごと横向きに寝かせて様子を見る
これで大丈夫です。赤ちゃんが苦しそうでなければ心配は要りません。ただし、寝かせたあとは窒息をさせないようにだけ注意をしましょうね。
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