三男うり坊のおうちアセスメントシート2025.4

子どもの成長記録
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前記事で三男の今のすがたと成長を振り返ったので、次はそれを元におうちでのアセスメントを立ててみます。

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【自閉スペクトラム症三男5歳4か月の成長記録】2025.4
いよいよ、わが家の末っ子三男が年長組へ進級しました! 長女の入園から15年、お世話になったこども園とのお付き合いもラスト1年だと思うと寂しいですが、 最後の園生活を三男と一緒に楽しみつつ、先生方と連携して三男の成長を支えていきたいと...

次男のおうちアセスメントも立ててみました

次男こいぬのおうちアセスメント2025.4
前記事で次男の今のすがたと成長を振り返ったところで、おうちでのアセスメントを立ててみようと思いました。 晴れて昨年保育士の資格を取り、発達支援の現場で働きたいなぁと思ったけど、今はわが子のサポートで長時間働くことが難しい。 ってこと...

アセスメントとは?

ちなみにアセスメントって何ぞや?
アセスメントの言葉の意味は「評価・査定」。
評価というと「〇〇ができた、できない」のように点数をつけることを想像しがちです。
ですが、児童発達におけるアセスメントは、子どもの今のすがた(発達段階や特性)を観察し正しくとらえ、どう支援していくかの計画を立てることを指します。支援計画を立てる際には今「何」に困っていて「なぜ」できないのかを探ることが重要になります。
アセスメントの目的は、子どもに点数をつけることではなく子どもの発達段階や特性をしっかり観察して、適切な支援計画を立てることです。

三男うり坊のおうちアセスメントシート2025.4

アセスメントにおいて
see(子どもを観察する)plan(そこから得られた情報を元に計画を立てる)do(計画を実行する)
この3つのサイクルを回すことが重要とされます。

なので、ここでは三男の発達段階や特性、課題を箇条書き
考えられる背景をかっこ書きに(see)
それらの情報を元に家で行う手立てを→に記入していきます。(plan)(do)

生活

  • 早寝・早起きができるようになった
    (部屋の明かりを消すと、お休みの時間と認識する。眠くなると自分で寝られる。寝起きがいい)
    →引き続き、大きく生活リズムを崩さないよう心がける。時計やマグネットボードなどを使って見てわかる時間と行動の流れを示していく。
  • 自分で服を脱ぐことはできるが、着る時は介助が必要
    (裏返しになった服をひっくり返したり、服の前後ろを確認して頭や腕を通したりすることができない)
    →服を着る作業を細分化し、ひとつずつクリアできるように練習する。
    →あそびの中で服を着る作業を習得する。
  • 散髪・爪切りが苦手
    (爪を切ると「痛い」と訴えるが、しっかり抱きながら声をかけつつ切ると安心するのか両手両足の爪を一度に切らせてくれる。ケープをつけるのを嫌がる。なので髪はお風呂でシャワーを浴びながら、もしくは湯船につかりながら切っている。5分程度は静かに切らせている。)
    →感覚過敏が和らぐよう、触覚(識別系)を働かせる感覚遊びを家でも積極的に取り入れる。
    →引き続き本人が切りやすい方法で散髪する。様子を見て、少しずつケープがつけられるよう促していく。

運動・感覚

  • スプーンやフォークを上から握って使う
  • 食べこぼしが多い
  • 紐を結べない
  • お菓子などの袋を開けられない
    (細かい手指の使い方が苦手。模倣が苦手。ラテラリティの未発達)
  • 服を着たり靴を履く時に手元や足元を見ない
    (眼球運動の未発達)
    →体の使い方や眼球運動を高める活動を繰り返し行う。手あそびや指先あそび、トランポリン、輪くぐりなど三男が楽しめるあそびで取り入れる。
  • 物干しロープの揺れや、蛍光灯の紐の揺れを怖がる
  • 風の音や強風、バイクなどのエンジン音を怖がる
    (感覚過敏)
    →イヤーマフなどを利用し、不快な感覚を和らげる方法を伝える
    →楽しくあそぶ中に少しずつ揺れなどの苦手な感覚を入れていき「大丈夫」と思える経験を積み重ねていく
  • 認知・行動

    • 場所や場面に合わない大きな声を出す
    • お店で急に走り出す
      (目の前のものに刺激を受けやすく、衝動的に体が動いてしまう)
      →前もってどう振る舞うべきかのお約束と確認をしっかりしておく。三男に分かりやすくルールを伝える。できている時にすかさず褒める

    言語・コミュニケーション

    • 自分の思いと反する時に、飛び出し・汚い言葉を使うなどの不適切行動がある
      (気持ちのコントロールが苦手、もやもやした感情を言葉で表すことが苦手)
      →抱きしめて落ち着く時はしっかり抱きしめる。「悔しい」「〇〇がしたかった」などの気持ちを汲み取り代弁する。適切な気持ちの伝え方を見せていく。
    • 嬉しい時に友達に抱きつく・知らない人に喋りすぎるなど人との距離が近くなりすぎることがある
      (人との適切な距離感が測れない・相手の表情や反応などを汲み取りきれていない)
      →「ハイタッチしようか?」など別の関わり方を提案する「〇〇くんは、ハイタッチがいいみたいだよ」と相手の反応を見て伝える
    • 「今日こども園で何した?」などの問いにうまく答えられない
    • 「〇〇してから〇〇して」は理解できるが、「〇〇と〇〇して」は伝わりづらい
      (語彙力が少ない、朝・昼・夜・昨日・今日・今週・来週などの時間の流れをつかめていない、言葉とモノがまだ繋がっていない)
      →三男の言葉の理解度や習得度合いを把握し、家でも絵本を読む機会や会話を増やす。

    人間関係・社会性

    • 自分のペースで動いたり、我を通そうとすることが多い
    • (大人の促しがあれば気づいたり、待つだけで切り替えられることが増えている。療育や園では友達や先生と楽しく仲良く過ごせている)
      →放デイや療育を続けて活用し、専門的な支援を受けたり、社会参加の機会を設ける。自己肯定感を絶やさない。

    上記のアセスメントシートはプリプリパレット2025年4.5月号を参考にしてます。

    次男同様、半年後くらいにうまくいっているかどうかモニタリングしたいと思います。
    私、忘れないようにね!

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