発達障害児・グレーゾーン児の親のストレス|モヤモヤとおつき合い

凸凹happyfamily
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発達障害児や発達障害グレーの子どもの親にはいつもモヤモヤがつきまといます。

 

子どもに障害があることによる

不安。
悲しみ。
苛立ち。
焦り。

発達障害と診断を受けてはいなくても、子どもの特性による日常生活での困り感。

大なり小なり、必ずあると思います。

 

親も子もストレスを抱えて辛いですよね。

モヤモヤは避けて通れませんが、自分たちを苦しめ傷つけるばかりでは子育てがしにくくなってしまいます。

この記事では、私が感じるモヤモヤを書き出し、それらの原因や私の考え、モヤモヤとの付き合い方を紹介しています。

モヤモヤを吐き出し、誰かと共有して解決策を探し、少しでも前を向くきっかけになればいいなと思います。

この記事を書いた人

凸凹kidsのシングルマザー。保育士1年生。イロトリドリの子ども6人(通信高1年・pansexual・ADHD・ASD17歳長女|場面緘黙・吃音中3次女|多動・感覚過敏中1長男|繊細なお調子者小4三女|ASD・多動・支援級1年次男|ASD・多動・軽度知的・療育に通う年中三男)

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※私はいわゆる専門家や有識者ではありません。ただの母親です。発達でこぼこな家族と暮らす中で積み重ねてきた日々や、自分で情報収集して考えたことを元にこのお話をしています。

子育てに正解はないというのが私の持論です。

あえて言うなら、子どもと向き合いその子にとって最善を尽くす、その子に合った対応を模索することだと思います。

私の話に共感してくれたらもちろん嬉しいけど、あなたの正解ではないかもしれないということは頭に置いておいてほしいなと思います。

 

発達障害児・グレーゾーン児の親のストレスとは?私が感じるモヤモヤ


発達でこぼこな子どもたちとの生活で、私が感じているモヤモヤはこんなことです。

 

1.家族の認識や考えとのズレ
2.集団の中でみんなと同じにできない
3.周りに迷惑をかけているという申し訳なさ
4.理解のない人からの批判的な態度や言葉
5.子どもがこの先幸せに暮らせるのか不安

 

これらのモヤモヤについて、私の具体的な例や見解をお話していきます。

 

家族の認識や考えとのズレ

私は、
子どもたちが生活しやすくなるようサポートしたい。
そのためにはまず専門家に見てもらいたい。
また、診断を受けた方が園や学校、周りの人にも説明しやすく、理解も得られやすいし、支援も受けやすくなると考えていました。

ですが、
「この子は大丈夫。あなたがちゃんとしつけしないからこうなったの」
「病気ではなく個性」
という家族。

 

最初は、
確かに私はあまり怒ることがないから、甘いのかな…
子どもの個性ととらえて、あまり気にせず見守ろう
と家族の言葉を鵜呑みにしていました。

 

でも
私が子どもに注意をしているのを見て
「そんな優しく言って聞くわけないでしょ!もっとちゃんと怒りなさい!!」

「いいかげんにしなさい!!」
「毎日同じこと言わせるな!!」
「ばあちゃんをバカにしてるの!!」

「ママは優しいもんね〜。ママが怒らないからばあちゃんは怒ってばかり。優しいばあちゃんでいたかったのに」

と、ご飯の時に立ち歩いたり、返事をしなかったり、ダメと言われることを繰り返したりする子どもたちに、怒鳴るばかりの義母。

そんな義母に反抗したり、子どもの行動にキレて暴れ、部屋を荒らしたり物を壊したりする夫。

 

これじゃおかしい。

子どもの特性を受け入れず「うちの子は普通、問題ない」と言うわりに、頭ごなしに叱ったり、子どもを否定したりするばかりで、どうしたらいいのか模索しようとしていない。

 

もしかしたら「障害がある」という言葉が受け入れられないだけなのかな…と思いますが

 

子どもたちが怖がる。
余計反抗する。
大人の顔色を伺ってる。
伝えないといけないことは何も伝わらない。

 

このままじゃいけない。

あーさん
あーさん

発達障害について
子どもとの関わり方について
どうしたら子どもが幸せに伸び伸びと過ごせるのか
もっと知りたい!

と、こっそり発達障害についてネットで調べたり、育児本を読んだりして自分なりに勉強して、子どもとの関わり方や声かけを意識するようになっていきました。

 

それでもうまくいかず悶々と過ごしていましたが、ふとしたきっかけでスクールカウンセラーと話をすることになりました。

それから、言語聴覚士・市の支援センターや療育・お医者さんとも繋がりました。

 

「そんなことするより、あなたのやり方を見直さなくちゃ…」
と義母には言われます。

でも、自分の子育てを見直すためにも、専門家と言われる人たちの力を借りることも必要だと思います。

義母は「嫁は私の話を聞こうとしない」と不満をこぼしますが、

 

今は

あーさん
あーさん

6人の子どもの母は私。

私が子どもに必要だと思うことを
模索して、子どもが幸せな人生を送るために必要なことを続けていくだけ!

と思うようになりました。

 

2歳になったけど発語がない三男の療育も、私の判断で決めました。

今までの私なら
「まだ様子見ていい」
「心配しなくていい」
「そんなの必要ない」
という家族の意見を優先していたと思います。

 

でも、後になって「早くから支援を受ければよかった」と後悔するよりも
今できることをする方が絶対いいですよね。

 

相談先や子育て支援センターの人たちも
一様に

先生
先生

学校生活が始まってからあれができない、これができないと悩むより、早くから関わってあげた方がいいですよ。

やっぱり、早くから療育を受けた子は伸びが違います。

と言いました。

私もその言葉に納得しています。

 

集団の中でみんなと同じにできない

私の中では
かなり割り切れたというか
吹っ切れた感はあるんですが

やっぱり、集団生活で困り感があるのが
発達障害とか発達グレーとかつまずきのある子どもたち。

 

うちの子は全員、大なり小なり特性はありそうですが

特に次男は園長先生や担任の先生から
「ぜひお母さんとお話を…」
とお伺いを立てられた困ったちゃんです。

保育室から脱走
制服(体操服)着ない
みんなと一緒に活動しない
指示が通らない

…などなど。

 

おかげですぐ療育とつながれて
安心して任せられる先生と出会うことができました。

 

以前と比べると、かなり落ち着いて生活できるようになってきています。

こども園では次男に先生がずっとついてくれています。きっと加配の先生ですね。

運動会ではクラスの列に並ばず、逃げ回る次男を先生が追いかけて捕まえていました。

お遊戯会は逃げたり嫌がったりはしなかったものの、しっかり振り付けを覚えて踊るお友達の周りを自由奔放に走り回っていました。

あーさん
あーさん

さすが次男!

と家族は大笑いでしたが、

完全に浮いた存在。

 

今はまだいいけれど、

小学校になったら?

しっかりと見守られ、のびのびと安全に過ごせる今の環境を離れて

集団の中のひとりとして
今よりも細かな規律の中で生活をすることになったら?

自分と周りの違いを感じるようになったら?

次男(こいぬ)
次男(こいぬ)

僕、みんなと同じことができない…
じっと座って授業が聞けない…
勉強がわからない…
みんなに笑われる…
いつも怒られる…

その時、自分で自分の価値を下げたり、自分を否定することはさせたくないなと思います。

 

周りに迷惑をかけているという申し訳なさ

迷惑おかけして…
お手数かけます…

あーさん
あーさん

…すみません!!

何千回何万回、この言葉を口にしたでしょう。

 

泣き喚いて先生の指示が通らずすみません。
脱走してすみません。
提出物を出さなくてすみません。
学校に行けなくてすみません。

 

新年度が始まりしばらく経ってから、次男の園で
担任・主任・園長先生と面談をした時に

先生
先生

年少組は本来ひとり担任にしたいのですが、次男くんに対して先生ひとりをつけざるを得ない状況です。

と言われました。

ずっとこちらを気遣ってくれて、決して責めるような言い方ではありませんでした。
それだけ困り感があるということを伝えたかったのだと思います。

 

でもやっぱり
「すみません…」
という思考になっちゃいました。

うちの子が、迷惑をかけて申し訳ない。

そんな風に思ってしまいますよね。

 

でも…

発達につまずきのある子どもたちは、大人にとっては「困った子」ですが、本人は「困っている子」です。
日常生活や社会生活の中で困り感を抱えています。

 

私も仕事で小さな子どもたちと接していて
今は子育て支援員として認定してもらえるよう研修を受けてます。

そんなこともあって今は、

あーさん
あーさん

母親だけに子育ての負担を強いるのではなく、
社会で子どもを育てなくては!

という意識になりました。

 

意識が変わってから、周りの人たちの温かい見守りや励ましも、以前よりもっと感じるようになっています。

次男の担任の先生の
「次男くんにとって良いことを一緒に考えていきましょう」
という言葉。

笑顔で迎え入れ、遊んでくれる先生。
次男のやらかしを笑い飛ばし、できたことを褒めてくれる先生。

専門的な視点から次男を見つめ、サポートしてくれる療育の先生。

学校に行けていない長女を気遣い、定期的に家まで連絡プリントなどを届けてくれて、話をしてくれる担任の先生。
学校は来なくてもいい、元気に過ごすことが1番。出来ることから勉強を進めていこうという教頭先生、保健室の先生。

 

そんな環境のおかげで

「すみません」

から

あーさん
あーさん

ありがとうございます!

に段々気持ちが変わりつつあります。

 

理解のない人からの批判的な態度

子どもが困ったことや問題とされる行動をしている時の

我が子と側にいる自分に向けられる白い目。

経験があるのではないでしょうか?

 

お店や公共の場で突然始まる
子どもの癇癪・奇声や奇妙な行動

周りからの
「しつけがなってない…」
「迷惑」
「親は何してんの?」
という言葉や態度。

痛いですよね。

 

身内にすら
「甘やかしすぎ」
「気にしすぎ」
「あなたのしつけが悪い」
と言われることもあります。

 

でも、私自身も子どもを産む前は発達障害とか発達凸凹な子どもについて理解はありませんでした。

それこそ、お店で走り回ったり泣いて暴れる子どもを見たら「親は何やってんの?」と思う側の人間だったのです。もちろん、本当に子どもを放ったらかして責任放棄している親も中にはいるでしょう。

 

でも、今は

あーさん
あーさん

もしかしてお仲間かな…
大変だよね…

と思うようになりました。

 

知らない人の理解のない冷たい態度や言葉は心に痛く刺さります。

しかし、前にも同じことを言いましたが、
必ずどこかに味方はいます。

 

私が心強い味方だと感じているのは
園や学校の先生・療育の先生・児童精神科の先生です。

それから、会ったことはないけれど
SNSの中にいる
同じような境遇の人たちの言葉。

あーさん
あーさん

うんうん、そうなんだよね。めっちゃわかる!
そんな考え方もあるんだ!
そんなこともあるんだ!
それ、めっちゃ良い!
こんな人になりたい!
このコメント嬉しい!

何度も頷きたくなるような共感をしたり、
目が覚めるような気づきがあったり、
励ましをもらえたりしています。

 

例えば…
私がリツイートした一部のツイートを挙げてみます。

 

顔も知らない人、会ったことのない人の言葉なんて信用できないと思うかもしれませんが、私はTwitterの中だけでも多くの気づきや、心が軽くなったことが何度もありました。

上に挙げたのはほんの一部です。

 

孤独な中で批判ばかりを受けて過ごすのは本当に辛いことですが

話を聞いてくれる人、
共感してくれる人、
それから
専門的な目線で
適切な助言やサポートをしてくれる人がいれば、

自分や子どもを信じて過ごすことができると思います。

 

とはいえ、行政機関や支援を専門とする人たちの中にも
あまり親身になってくれなかったり理解がなかったりする人がいます。

私の知り合いも、藁にもすがる思いで相談機関に電話をしたのに「空きがありませんから」の一言で切られたと言っていました。

 

でも、もう一回言います。
どこかに必ず味方はいます。

私は、味方を見つけたことで

あーさん
あーさん

私が子どもを信じて守るんだ!
1番子どもを見ているのは私!
子どもにとっての最善を探し続ける!

と胸を張ることができました。

 

子どもがこの先幸せに暮らせるのか不安

あーさん
あーさん

この子は将来、
ちゃんと仕事ができるのかな
周りの人とうまくやっていけるのかな
いつまでも保護者が養っていけるわけないし、自立して生活できるのかな

 

…など、今目の前の子どもを見ていると

この子は幸せに暮らせるのかな?
と不安になる時もあります。

 

集団生活がうまくいかない現状を見ていると
社会に出たときに苦しむ姿を想像してしまいませんか?

私は時々、自分の子が大人になった時を勝手に想像して勝手に嘆いていました。

 

今は、先のことはあまり考えないようにしています。

 

周りの子どもたちとペースは違うけれど、
我が子は確かに生きていて、
日々いろんなことを吸収して発達を続けています。

 

発達障害児や発達障害グレー児の子育てモヤモヤと付き合うために必要なこと


子どもの特性だから、しょうがない。

ただ、
子どもには幸せになってほしい。

 

そのために今できるのは

  • 味方をつくること
  • 子どもへの愛を伝え続けること
  • 子どもが健康でいられるよう見守りサポートすること
  • 子どもにとっての最善を模索し続けること
  • 親自身も心と体の健康に配慮して、人生を楽しむこと

だと思います。

 

発達につまずきのある子は、どうしても浮いた存在になってしまいますよね。周りから理解を得られず、批判を受けるばかりでは「自分はダメな人間だ、不必要な存在だ」と感じてしまうかもしれません。

 

だから、味方になってくれる人は絶対必要だと思います。

 

私は、療育・児童精神科・園・学校の先生が心強い味方になっています。
みんな子どもを否定せず受け入れてくれた上で、専門的な観点からのアドバイスや支援をしてくれます。だから安心して任せられるし相談できます。

 

とはいっても、園や学校の先生さえ理解がなかったり価値観が違ったりして、心ない言葉や態度を受けたという人もいるでしょう。

 

身近な人が味方にならなくても、どこかに必ず寄り添ってくれる人はいます。

あなたやあなたの子どものことをよく知らないで批判をする人の言葉に傷つくことはありません。
あなたたちの幸せのためには関係のないことですよね。

 

成長や環境によって子ども自身が特性によるつまずきを感じた時に、
自分を責めたり否定したりして苦しむことを避けるためにも、
親が自己肯定感や承認欲求を満たす関わりをすることが必要だと思います。

私は、子どもたちには恥ずかしがらず大好きだよ、生まれてきてくれてよかった。と言っています。
そして、
子どもが幸せに暮らせるスキルを身につけるため
健やかに過ごすための支援はしてあげたいです。

 

それを日頃からできるようになるには、
何度も繰り返しますが

やっぱり味方や専門家と繋がること
そして適切な情報や知識を手に入れることだと思います。

 

また、子育てや家事、仕事に疲れて追い詰められ
子どもが可愛いと思えなくなったら支援どころではありません。
親自身の心身が健康でなければいけませんよね。

 

子育ては時に我慢や忍耐を強いられることもありますが、
子どものために自分を犠牲にするばかりではなく
自分の好きなことや、やりたいことに時間やお金を使ったり、自分を労ったりする時間も必要だと思います。

 

子どもには、私が人生を楽しんでいる姿を見せたいです。

あーさん
あーさん

憧れの保育士になりたくて
今はパート頑張ってる!
仕事楽しい♪

ちょっと早起きして、家族が起きてくる前が私のゴールデンタイム。
おひとり様時間を楽しんでます。
早起きがキツい時もあるけど、気持ちがリセットできるこの時間があるから、家事や子育ても頑張れる!

 

まとめ


発達凸凹児の子育てで、親が抱えがちなモヤモヤをあげてみました。

  1. 家族の認識や考えとのズレ
  2. 集団の中でみんなと同じにできない
  3. 周りに迷惑をかけているという申し訳なさ
  4. 理解のない人からの批判的な態度や言葉
  5. 子どもがこの先幸せに暮らせるのか不安

 

こんなモヤモヤとの私の付き合い方はこうです。

  • 味方をつくること
  • 子どもへの愛を伝え続けること
  • 子どもが健康でいられるよう見守りサポートすること
  • 子どもにとっての最善を模索し続けること
  • 親自身も心と体の健康に配慮して、人生を楽しむこと

 

信頼できる先生と繋がれて、それから、SNS上で子どもの発達で悩む人たちと繋がれたことで、私は気持ちがかなり前向きになりました。

子どもの困った行動にどう対処するのか、色んな手立てがあることも知りました。

 

とは言え、できたりできなかったりの繰り返しだし、ひとつ解決してもまた新しい課題が出てきて悩みが尽きることはありません。

 

ただ、孤独ではなくなったと感じています。

以前は、たくさんの可愛い子どもたちに恵まれて、家事や育児を手伝ってくれる義母がいて、子育てにおいては恵まれている、孤独ではないと自分で思っていました。

 

でも、ある時に市の母子支援課で話を聞いてもらった時に
(周りに)話を聞いてくれる人がいないですよね。ひとりで頑張ってたんですね。
と言われて

あーさん
あーさん

ほんとだ、周りの誰にも言えてない…

 

私の悩みを、否定せず受け止めて聞いてくれる人がいないということに気づき、それからは公的な相談窓口や子育て支援センターなどを積極的に利用するようになりました。

 

孤独になることは絶対に避けなければいけないと思います。

 

今は、誰にも言えなかった子育て・家族に関するモヤモヤを聞いてもらえる人がいて、頼れる先生や専門家に繋がることもできて、目の前の道が開けたような気持ちです。

 

助けて欲しい時に助けてと言える場所があること、
自分の時間を楽しむことができること

悩み多き子育てを頑張るために、このふたつは欠かせません。

この記事を書いた人

凸凹kidsのシングルマザー。保育士1年生。イロトリドリの子ども6人(通信高1年・pansexual・ADHD・ASD17歳長女|場面緘黙・吃音中3次女|多動・感覚過敏中1長男|繊細なお調子者小4三女|ASD・多動・支援級1年次男|ASD・多動・軽度知的・療育に通う年中三男)

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